「少女椿」中村里砂の初演技を風間俊介らが絶賛「素晴らしい『ポー』!」

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丸尾末広原作「少女椿」の初日舞台挨拶が本日5月21日、東京・シネマート新宿にて行われた。

「少女椿」初日舞台挨拶にて、左から佐伯大地、森野美咲、中村里砂、SuG・武瑠、TORICO。

「少女椿」初日舞台挨拶にて、左から佐伯大地、森野美咲、中村里砂、SuG・武瑠、TORICO。

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中村里砂

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主人公みどり役の中村里砂、ワンダー正光役の風間俊介、紅悦役の森野美咲、カナブン役のSuG武瑠、鞭棄役の佐伯大地、そして監督のTORICOが登壇。映画初出演にして主演を飾った中村は「暴力的なシーンだったり、みどりちゃんの精神面を理解する難しさもありましたが、私なりに解釈して演じたのでどうか楽しんでください」と会場に向けアピールした。

「少女椿」 (c)2016『少女椿』フィルム・パートナーズ

「少女椿」 (c)2016『少女椿』フィルム・パートナーズ[拡大]

本作は、孤児のみどりが拾われた先の赤猫サーカス団で繰り広げられる人間模様を描いた物語。蛇使いや怪力自慢、両腕が欠落した足芸の達人など個性豊かな団員が登場する中、みどりに思いを寄せる超能力者・正光に扮した風間は「今までもいろいろ変わった役をやってきましたが、この役が最高潮」と言い切る。

「ちょっとやり過ぎたかなと思う部分もありましたが、まわりもキャラが強かったのでこれぐらいでちょうどよかった」と風間が語るこのキャラは、特徴的な髪型の持ち主。原作へのリスペクトとして見た目の造形にもこだわったそうだが、「僕は基本的に電車移動ですが、一度だけ帽子を忘れた日があって。普段は電車とかでバレるようなタイプじゃないですが、すごい目立ってたと思います」と撮影中のエピソードが飛び出す場面も。

左から中村里砂、SuG・武瑠、TORICO。

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監督・脚本を担当したほか、撮影のため自宅や私服を提供したというTORICOは「これを作ってる間は全部を捧げてきました!」と振り返る。また撮影については「苦労だらけ。楽しいけどすごく過酷で、あるスタッフの言葉を借りるなら『戦争に行くみたい』。寒くてひもじくて眠い、そんな現場でした」と表現。3週間という短い撮影期間だったが、風間は「作品の中でもみんなが極限状態まで追いつめられていくから、すべてがリンクしていました」と過酷さがプラスに作用したことを伝えた。

左から佐伯大地、森野美咲。

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みどりを演じた中村について、共演者からはさまざまな声が。武瑠が「普段から人形みたいだけど、撮影が大変でよりHPが減っていた。人間ってこんなに無になれるんだと間近で感じました」と表現する一方、佐伯は「初芝居なのに休憩時間でも集中していて、ストイックだなと思ってました。あれは無だったんですね!(笑)」と驚きの声を上げる。そして森野からは「役さながら、里砂さんに対して老婆心、母性がリアルに生まれていきました」と女性ならではのコメント。

そんな中村は劇中で汽車を見て「ポー」と声を発する場面の話題になると、「生まれて初めて寒すぎて涙が出たシーン。最初はどう言えばいいかもわからなかった」と回想。共演者たちは「素晴らしい『ポー』でしたよ!」「ベストオブ『ポー』!」と口々に絶賛するが、司会者から観客へ「『ポー』に注目してくださいね』と伝えられると、風間が即座に「いや、映画に集中してください!」と制した。

「少女椿」は本日より全国ロードショー。

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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u

風間「今までもいろいろ変わった役をやってきましたが、この役が最高潮」「ちょっとやり過ぎたかなと思う部分もありましたが、まわりもキャラが強かったのでこれぐらいでちょうどよかった」/「少女椿」中村里砂の初演技を風間俊介らが絶賛 https://t.co/9jou1bQ0rX

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