「世にも奇妙」西島秀俊や窪田正孝、高橋一生が出演、松重豊は“クイズのおっさん”に

2016年5月17日 12:29 1740 42 映画ナタリー編集部

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5月28日に放送されるオムニバスドラマシリーズ「世にも奇妙な物語'16春の特別編」に、西島秀俊、窪田正孝、松重豊、高橋一生が出演することがわかった。

「通いの軍隊」

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ラインナップは西島主演の「通いの軍隊」、窪田の主演作「夢みる機械」、松重と高橋がダブル主演を務める「クイズのおっさん」の3作品。筒井康隆の小説を実写化した「通いの軍隊」は、納豆ブームを受けて“ニュー・イバラキ”が独立を宣言し政府軍と戦いを繰り広げている日本を舞台に、人々が9時から17時まで軍隊に参加し戦争をする世界を描く。西島は「やはり『世にも奇妙な物語』ならではの一筋縄ではいかない、普通の戦争ものではない、ブラックユーモアにあふれた作品になっていると思います」とコメント。なお本作の演出は「キサラギ」「脳内ポイズンベリー」の佐藤祐市が手がけた。

「夢みる機械」［拡大］

そして諸星大二郎の同名マンガを実写化した「夢みる機械」は、マンガ家を目指す青年が、ある日、母親が機械だったことを知るところから物語が動き出す。主演の窪田は「世の中がどんどん便利になりたくさんの機械が生活を支えてくれている時代なので、このストーリーにはどこか真実味を感じました」と述べ、「『世にも奇妙な物語』に参加させてもらって自身はもちろんですが一番喜んでくれたのは母です。母の夢を叶えることができたことも大変幸せに感じます」と出演を喜んだ。演出は「映画中村勘三郎」の松木創が担当。

「クイズのおっさん」［拡大］

また竹本友二のマンガ「おっさんの宴」が原作の「クイズのおっさん」では、クイズ番組に出演した主人公・古賀三郎が、賞品として優勝賞金100万円と「クイズ1年分」を与えられ、“クイズのおっさん”に追いかけ回される奇妙な日々が描かれる。演出は「エイプリルフールズ」の石川淳一。“クイズのおっさん”役の松重は「ファンタジーの人ではなくてリアルな“おっさん”がこの仕事をしているということを演じようと思いました」と、古賀役の高橋は「松重さんに愛を感じます。松重さんがいなくなっちゃってさみしいです。それくらいクイズのおっさんが好きです」と撮影を振り返った。