2005年に公開された「仮面ライダー THE FIRST」と、2007年に公開された続編「
石ノ森章太郎の原作マンガをベースに、仮面ライダー1号と2号の物語を描いた「仮面ライダー THE FIRST」と、ショッカーによる改造人間である仮面ライダーV3が登場する「仮面ライダー THE NEXT」。およそ10年ぶりにメインキャストが顔をそろえたこともあり、座談会収録後の取材でも黄川田、高野、加藤は感慨深げな表情を見せた。
仮面ライダー1号 / 本郷猛役の黄川田は、本シリーズの思い出は何よりも「アクション」だと回答。「苦手と思い込んだまま(撮影に)入ってしまって、ただただやるしかなかった。でも監督たちが信じてくれたことがうれしくて、いまだにそのシーンを観ると10年前にタイムスリップします」と思いを吐露する。また仮面ライダー2号 / 一文字隼人役の高野はシリーズについて「キャストやスタッフがこのために集まり、実験的なことをして、苦労して作り出した本気が詰まっている」と胸を張り、「仮面ライダー THE NEXT」での2号の吐血などを印象的なシーンとして挙げた。
仮面ライダーV3 / 風見志郎役の加藤は「この世で1着だけの自分のサイズのライダースーツを作り、それを着てアクションできたのがうれしかった」と、テレビシリーズ「仮面ライダーカブト」も含めて回想。そしてライダースーツを見やり、「もし仮に続きをやるとしたら、そのときはまた体作んなきゃな」と笑ってみせる。ライダースーツにまつわる話題では、黄川田が「スーツを着ると精神的にピシッとするし、物理的にも余計な動きが一切できず、ほわっとした動きができなくなる。スーツに『ここで止まれ』と言われているようで助かった部分もあります」と、アクションの身振りを機敏に再現しながら説明する場面も。
横山と田崎はそんな3人に対して「みんな変わってないと思いつつ、いい大人になったなと思う」「成長してるなと。その分こっちは衰えてないか心配だよ」と口々にコメント。さらに横山は「桜を見ると『FIRST』を思い出す」と述べて「仮面ライダー THE FIRST」冒頭の桜並木のシーンを振り返る。田崎は2013年に逝去した「仮面ライダー THE FIRST」の監督・長石多可男をしのび、「自分よりも作品が長生きしたらうれしい。長石さんもきっと喜んでいる」と同作がBlu-rayとしてよみがえることを祝した。
東映東京撮影所で過ごした時間は、キャストの3人とも特別なものだったと口をそろえ、高野は「ほかのドラマとかで撮影に来るのと『ライダー』のために来るのとでは違う気持ちがあります」と思い入れの深さを表現。加藤は「やっぱり遠いなと」と本音をこぼして一同を笑わせたが、「それも含めて母校に帰ってきたような思いです」と喜びをにじませた。
仮面ライダーTHE FIRST & NEXT Blu-ray
2016年8月3日(水)発売
価格:1万3500円
発売元:東映ビデオ
販売元:東映
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- 仮面ライダーTHE FIRST & NEXT Blu-ray 特集 | 東映ビデオ
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やまもと寅次郎 😷 @torachan55
やっぱし、この3人だよね。平成版「昭和ライダー」の1号、2号、3号は。造型、スーツのデザインも、最高でした。★仮面ライダーTHE FIRST&NEXTメンバーが東映撮影所に再集結!「母校に帰ってきた思い」 - 映画ナタリー https://t.co/cDjFaOC8EO