昨日5月8日に「
有川浩の小説をもとにした本作は、OLのさやかと植物に詳しいこと以外謎に包まれた青年・樹の、半年間という期限付き同居生活を描くラブストーリー。
2人がステージに登場すると、会場からは大きな歓声が上がる。特に岩田は名古屋出身ということもあり、「おかえり」と彼を迎えた観客へ「ただいまー!」と笑顔で答える一幕も。
司会から、さやかと出会うシーンでの「拾ってくれませんか? 噛みません、しつけのできたいい子です」というセリフについて言及された岩田。「この作品を通してですけど、樹という役は決めゼリフみたいなものがすごく多いんです。原作の特性上、しっかりとそのセリフのまま崩さずに言わないといけないことが多くて、ある意味そこが一番苦労したかもしれないですね」と回想する。
特に恥ずかしかったセリフを聞かれると、岩田は「ほとんどそんなセリフばかりでしたけどね(笑)」と照れながらコメント。「元気がないさやかに入浴剤を渡して、『がんばれって入浴剤も言ってるよ』っていうシーンがあるんですけど、理解するのに時間がかかって『ん? これはどういうテンションで言ってるんだろう、この人』と思いました」と笑う。
高畑には、「もし岩田のような男性に『拾ってください』と言われたらどうするか?」という質問が。これには「イケメンだから許されるのかもしれないですけど、でも、皆さん拾っちゃ駄目です。人は拾っちゃ駄目です(笑)。私自身もきっと拾わないと思います」と答えた。
撮影中に印象に残ったエピソードを、高畑は「いろいろ面白いことはありましたが、モグラとかですかね」と振り返る。これを受け岩田が「カメラが回っていないときに、土手を探索したりするわけです。たまたま、カサカサカサって草むらが動いて『あ、野ネズミだ! 初めて見た!』と思って追いかけていったんです。そうしたらエイリアンみたいな見たことない生物が出てきて。『宇宙人だ!』とか言ってすごく盛り上がってたんですが、スタッフさんが『モグラだよ』って。まだ目も開いてない小さいモグラだったんですよね」と興奮気味に説明。「今まで見たことがないくらい岩田くんのテンションが上がっていて、それが面白すぎて、私はそっちに目がいってしまって(笑)。本当に小学生みたい、と思って癒やされてました」という高畑の言葉に、岩田は「だって、モグラ見たことあります? 普段生活していてなかなか見れないですよね」と熱く語った。
本作のオファーを受けたときの心境を尋ねられると、高畑は「ついに来たかって感じでした。なんとなく、主演って私には縁がないものだと思っていたんです。でも若いうちにラブストーリーをやりたいという気持ちもありました」と回答。岩田は「(原作の)イメージを壊さないようにしっかりと演じないとなっていうプレッシャーは感じていましたね。脚本を読んで、『これ言えるのかな?』って感じたセリフが多かったので、この役をやることによって王子様キャラみたいなものが一人歩きしてしまいそう」と不安を明かす。司会の「王子様だと思っている方?」という問いかけに多くの観客が手を挙げると、岩田は「まだ僕のこと知らないですね」とはにかんだ。
最後に岩田は、本作を「初めてダブル主演させていただいた映画で、本当に思い入れの強い作品。デートにも最適です」とアピール。高畑も「じわじわと、やっぱり恋をするってこんな感じなんだなってキュンキュンしちゃうような作品です。好きな人に会いたくなったり、好きな人が欲しくなったり、恋をしたくなるような映画になっていると思います」と述べ、イベントは終了した。
「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」は6月4日より全国ロードショー。
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