「サブイボマスク」ファンキー加藤、熱すぎる男演じて「どんどん痩せていった」

現在開催中の第8回沖縄国際映画祭「島ぜんぶでおーきな祭」にて、「サブイボマスク」の上映が昨日4月22日に沖縄・ミハマ7プレックスで行われ、主演のファンキー加藤と監督の門馬直人が舞台挨拶に登壇した。

本作は、熱すぎる魂を持つ主人公・春雄が、覆面シンガー・サブイボマスクとして町おこしならぬ“人おこし”を行うコメディ。加藤のほか小池徹平、平愛梨、DISH//の小林龍二、泉谷しげるが出演している。

劇中で演じる春雄そのままのTシャツとジーンズ姿で登場した加藤は、前日21日に行われたレッドカーペットを振り返り「この格好で初のレッドカーペットを歩きましたよ。ほかの皆さんはすごいドレッシーな感じなのに、自分はプライベートよりもシンプルな格好。『ほんとにこれでいいの？』とスタッフには3回くらい確認しました」と笑いを誘った。

さらに加藤は、本作で映画初主演を務めたことについて「10年以上応援ソングを歌ってきましたが、映画の主演は初めて。歌を歌うときは一方通行だけど、演技はキャッチボールなので、最初は戸惑いました。相手のセリフを覚えなければならないし、表情、仕草などを受け止めるのが難しかった。緊張しちゃって、『ナチュラルに』と言われてもさじ加減がわからなかった」と苦労を語る。

春雄という役柄に関しては、「素のファンキー加藤の1.5倍増しの熱く情熱的な男なので、撮影中はどんどん痩せていっちゃって。監督に『加藤くん、それ以上痩せるとつながらなくなっちゃうから』と注意されました」と告白。そして自身が描き下ろした主題歌「ブラザー」の話題では、「春雄と小池徹平くん演じる権助との関係性を表現し、兄弟愛を伝えたかった」と曲に込めた思いを明かした。

最後に門馬は、本作を「何か1つ始めてみようと思える映画」と説明。加藤は「情熱がときには形を変えて巻き込んでいく力になる、という願いを込めています」とアピールし、舞台挨拶を締めくくった。

「サブイボマスク」は6月11日より全国ロードショー。