「火花」沖縄国際映画祭で初披露、林遣都が“関西弁しゃべれます”アピールを告白

第8回沖縄国際映画祭「島ぜんぶでおーきな祭」初日の4月21日、Netflixオリジナルドラマ「火花」が沖縄・桜坂劇場にて初上映され、舞台挨拶に林遣都、波岡一喜、門脇麦、井下好井・好井まさお、とろサーモン・村田秀亮、総監督の廣木隆一が登壇した。

ピース・又吉直樹の芥川賞受賞作をもとにした本作は、売れない芸人・徳永と天才肌の先輩芸人・神谷が、さまざまな人との交流を通して“笑いとは何か、生きるとは何か”を模索していく物語。Netflixにて、6月3日より190カ国で全10話一挙配信される。

徳永役の林は「原作は日本中で大騒ぎになった作品。『すぐ映像化されるんだろうな、誰かがやるんだろうな』と思っていたら自分のところにお話が来て。そこから『関西弁しゃべれます！』とアピールして掴んだ役なので、本当に『やった！』という思いです」と感無量の様子。一方、神谷役の波岡は「波岡が演じる神谷ではなく、波岡が神谷になることをなるべく心がけました」と撮影中の心境を明かす。

ヒロインを務めた門脇は「男性が理想とするような面しか描かれていない役なので、どうしようかなと。同時に自分の脳内キャスティングだと完全に私ではなかったので、自分で『観たくないな』と思っていました」と正直に告白。しかし門脇が「先にクランクインしていた2人が温かく迎えてくれ、とても幸せな時間を過ごしました」と感謝すると、波岡も「ほんまに楽しかってんな！ 3人で鍋をつついたり、布団回したりいろいろね。幸せな空気がずーっと流れていくねんな！」と楽しそうに笑う。そして「それが5話、6話になると……」と先の展開をほのめかし、ニヤリとしてみせた。

また林は漫才シーンの苦労を語り、「いろいろ勉強して臨んだんですけど、やっぱりわからないことがいっぱいで。早い段階で好井さんに頼ろうと思い、好井さんと一緒に過ごして面白いやつ全部盗ませてもらいました」と述懐。徳永の相方役を演じた好井は「最後のほうなんて、林くんの家で2人で向い合って練習して、終わりかな？と思ったら次は立ってやったり、向く方向を変えたり。めちゃくちゃやるんですよ、練習！」と林との猛特訓話を披露する。そして波岡から「それ自分のコンビでもやるの？」と聞かれると「絶対やらないです！」と即答し、観客を笑わせた。