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第73回ゴールデングローブ賞外国語映画賞にノミネートされた本作は、ベルギー・ブリュッセルのアパートに住む性格の悪い神様とその娘が巻き起こす騒動をファンタジックに描いたコメディ。パソコンを用いていたずらに人間の運命を操る神を「ココ・アヴァン・シャネル」のブノワ・ポールヴールド、そんな父に憤慨し、余命を知らせるメールを人々に送る10歳のエアを「サンドラの週末」のピリ・グロワーヌちゃんが演じる。
「トト・ザ・ヒーロー」「八日目」などの監督作を持つヴァン・ドルマルは「時差ボケで少しつらいのですが、賢そうなことを言っていきたいと思っています」と冗談を交えながら挨拶。「私の名前には雑魚、日本語が入っている」と日本への親近感を語り、「最近『海街diary』を観たが素晴らしかった」と是枝裕和の監督作を絶賛した。
作品のテーマを聞かれたヴァン・ドルマルは「人生の終わりを知ったとき、人はどう行動するかということに興味があった」とコメント。出演者について話が及ぶと、エア役のピリちゃんについて「女優の本質を持っている。感情豊かで、演技をすることに喜びを感じている人」と印象を語る。またゴリラと恋に落ちる主婦を演じたカトリーヌ・ドヌーヴを「素晴らしい女優というだけでなく、人としても尊敬できる」と述べ、「ユーモアもある方で、ゴリラとの場面はスタッフ皆が大いに笑った」とゴリラとのベッドシーンの撮影を振り返る。
日本・ベルギー友好150周年記念映画に認定されている本作。会見では駐日ベルギー王国大使のギュンテル・スレーワーゲン氏による認定セレモニーも実施された。
また現在放送中のNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」に出演している内田未来ちゃんがスペシャルゲストとして登場。作品の感想を聞かれた未来ちゃんは「エアは出会った人みんなを幸せにしていきます。私はエアみたいにいろんなことはできないけど、私のお芝居を観てくれた人が少しでも楽しい気持ちになったり、がんばろうって気持ちになってくれたらうれしいです」と声を弾ませる。その言葉にヴァン・ドルマルは、満面の笑みを浮かべていた。
「神様メール」は5月27日より東京・TOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショー。
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