本日3月19日、「
末次由紀のコミックを原作とした「ちはやふる」は、競技かるたに情熱を注ぐ高校生たちの成長を2部作で描く作品。主演の広瀬は満席の会場を見渡し、「ここまで長かったような、早かったような……不思議な感覚です」と言葉少なに感無量の面持ちを見せた。
この日登壇した出演者は、競技かるた部のメンバーとして切磋琢磨し合う役柄だったが、実際に撮影が進むにつれて仲が深まっていったという。広瀬は「役柄そのままの雰囲気を自然と作り上げてくれたみんながいたので、関係性がリアルでした。逆にこんなに仲が良すぎて不安になるくらい」と気持ちをあらわに。ほかの登壇者たちも同じことを感じていたようで、森永は「コミュニケーションの面白さ、会話することの楽しさを感じられた現場でした」、上白石は「部活に入ったことがなかったので、部室とか大会っていうワードにキュンキュンできました。でも一番大きいのは、ここにいるみんなと出会えたことです」と思い思いに伝える。
野村はなぜかこの日、終始仰々しい口ぶりで言葉を発し続け、「初日というのは、何回経験しても慣れないものでして。自分が出演したものが世に発信される。こんなに素晴らしいことがあるでしょうか!?」と“大御所風”の挨拶で観客を笑わせたかと思えば、「やっぱり仲が良くないと、(役として)嫌なシーンの芝居もできないと思うんです。だからみんなが仲のいい現場っていうのは素晴らしいですよね」と真摯に語って共演者たちを納得させる。矢本は印象深いシーンとして、みんなで山に登るシーンを挙げた。「(森永演じる)“机くん”がギブアップしちゃうんですけど、みんなで押して登るんです。あれは僕たちじゃないとできなかったんですかね?」と得意げに小泉を見やると、小泉から「みんな、役っていうより楽しんでやってたよね。お前ら全員うるさかったぞ?」と返され、一同は大はしゃぎ。
また真剣佑は、実際に競技かるたの強豪が多い地として知られる福井県で合宿したことを振り返るも、「“地獄の特訓”なんて言われてますが、つらいとは思わず楽しんでやりました。今後の俳優人生においてとても大きな存在の作品になりました」と前向きな言葉を紡ぐ。それぞれの思いを受け、広瀬は「ここにいるみんなとの出会いが、今だけじゃなくて大人になってからも大きいものになるんだろうなと、撮影期間に感じていました」と感激。「笑顔を出すお芝居が難しいとずっと思っていんですけど、この作品ではそれがリアルにできたと感じられる瞬間や、初めての感覚がたくさんありました」と気持ちをあふれさせる。
さらに広瀬は「平均年齢が若いから、若さってすごいな!と思っていました」とも。年長組の野村から苦笑されるも、広瀬は「みんなのエネルギーや活力がすごすぎて、負けてられないなって」と勢いよくしゃべる。続けて「一番はしゃいでやろうって思ってたんですけど、やっぱり(年上の)矢本さんとか周平くんには敵わなかったですね。次に会うときにはもっと追いつけるようになりたいです」と宣言すると、野村は余裕の笑みで「まあ、人生経験の差だね」と返し、さらに「この映画を通して得たものは、広瀬すずと上白石萌音が、すごーくかわいかったっていうことですね」とさらりと述べ、女子2人を大いに照れさせていた。
なお、本作の後編「
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