これは東京国際映画祭初の映画製作プロジェクトで、監督としては日本から行定勲、フィリピンから「キナタイ-マニラ・アンダーグラウンド」の
メンドーサの作品に主演するのは、「白タク」のルー・ヴェローソ。本作では北海道・帯広とフィリピンのマニラを舞台に、不法滞在で日本を追われ、数十年ぶりに故郷フィリピンへ帰る男の姿が描かれる。
行定の作品には、余生を過ごすためマレーシアの鳩舎のある屋敷へ移住してきた高齢者役で
ソトの監督作では、日本とカンボジアをつなぐ時代を超えたラブストーリーを、同国の内戦の歴史とプノンペンに実在する日本友好支援の橋“日本橋”を軸に描く。
3作品は、10月25日から開催予定の第29回東京国際映画祭にてワールドプレミアを行う。その後は世界各国の主要映画祭などでの上映を目指している。
なお、出演者からのコメントは以下の通り。
ルー・ヴェローソ コメント
「アジア三面鏡」に参加できることを光栄に思います。また美しく荘厳な景色が見られ、一番お気に入りの国でもある日本に行けることを大変うれしく思います。以前に福岡を訪れたことがありますので今回は2度目の訪日になります。
津川雅彦 コメント
素敵な脚本です。鳩の命と老人の命。鳩の生き方と老人の生き方。見事に対比されています。最後に老人は全てを鳩に託します。果たして鳩は老人の期待に応えてくれるのでしょうか?
シャリファ・アマニ コメント
本作に出演させていただき大変光栄に思います。私は日本とその豊かな文化が大好きです。過去にも日本を訪れ、素晴らしい方々と仕事をし、多くを学ばせてもらった経験があります。ヤスミン・アフマド監督の作品が日本で大変温かく受け入れられたことには感謝の気持ちでいっぱいです。日本映画では「クアラルンプールの夜明け」に出演させてもらえましたが、楽しい思い出となりました。今回は行定監督の作品に出演できることを楽しみにしております。今後も末永く両国が手を取り合い取り組んでいけることを願います。
加藤雅也 コメント
また新しい国の映画人とお仕事ができる機会に恵まれ嬉しい限りです。監督ソト・クォーリーカーさんの女性の視点で、文化も言葉も違う環境で生まれ育った男女の愛を切なく、悲しく演じられればと思います。主人公のように、この映画を通じて日本とカンボジアそしてアジアの国々の映画界との間に友好橋を築ければと思っています。
今から、カンボジアの映画クルーとの撮影が楽しみです。
チュムヴァン・ソダチヴィー コメント
このたびは日・カンボジア合作「Beyond the Bridge」に出演させていただけることを大変うれしく、光栄に思います。今日につながるクメールの歴史を紐解く物語に出演させていただけるのは、カンボジアの古典舞踊にもコンテンポラリーダンスにも従事する者として縁を感じます。本作ではカンボジアの素晴らしさと芸術の重要性を知る、強い、まさにクメールの女性というカンボジア女性を演じます。
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