「KING OF PRISM」興収2.5億円突破!監督「『キンプリはいいぞ』のおかげ」

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劇場版アニメーション「KING OF PRISM by PrettyRhythm」の公開3カ月目突入を記念した上映イベント「KING OF PRISM 公開3カ月突入! サンキュー▽上映会」が、3月9日に東京・新宿バルト9にて行われた。

「KING OF PRISM 公開3カ月突入! サンキュー▽上映会」の様子。観客が列ごとに色の異なるうちわを掲げて、虹がかかったような光景が作り出された。

「KING OF PRISM 公開3カ月突入! サンキュー▽上映会」の様子。観客が列ごとに色の異なるうちわを掲げて、虹がかかったような光景が作り出された。

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「KING OF PRISM by PrettyRhythm」

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1月9日に封切られ、公開1カ月を迎える頃より口コミを中心に話題となった本作。2月14日には公開37日目にして1日あたりの動員数の最高記録を更新した。またサイリウムを持ち込み、声援やコスプレが許される「愛をいっぱい届けよう!プリズムスタァ応援上映会」も反響を呼び、この日行われた応援上映会でも、多くのファンが声を出して思い思いの時間を過ごした。本編前、スクリーンに企業ロゴが映し出されると、観客はそれぞれ「エイベックス・ピクチャーズ! ありがとう!」「タツノコプロ! ありがとう!」と感謝の気持ちを述べていく。またボーイズユニット“Over The Rainbow”の3人が女の子とともに「純愛ときめきサイクリング」を行うシーンではアフレコを楽しみ、主人公の一条シンが「プリズムショーは好きかい?」と問いかけられるシーンでは「大好きー!」とシンの代わりに答えるなど、キャラクターとの会話を楽しむ場面も。プリズムショーのシーンでは、サイリウムを振ったりコールを入れたりして楽曲を盛り上げていた。

寺島惇太

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舞台挨拶には、シン役の寺島惇太、監督の菱田正和、キャラクター原案&デザインの松浦麻衣、プロデューサーの依田健と西浩子が登壇。菱田は舞台挨拶ではおなじみとなっている、法月仁の「グロリアス・シュワルツ!」というセリフで会場を盛り上げる。続く松浦は「わんばんこー」、依田は「シックヨロー!」と、十王院カケルのセリフで挨拶。寺島は「Twitterを開けば『キンプリはいいぞ』という反応が飛び交っており、初日からは考えられないくらい多くの皆さんに応援していただいていることが肌で感じられる」と、公開3カ月目を迎える感慨を語った。菱田も「まさか今も上映しているとは」と驚いた様子。依田は「こんなことって常識的にはないこと。実弾も使い果たしてしまって」と、舞台挨拶にキャストではなくスタッフが登壇していることの真相を語ると、寺島は「僕らは実弾だったんですね」と笑う。

そして菱田が1通の手紙を読み上げる。「みんなに、言いたいことがありまーす!」と劇中のシンのセリフを放つと、観客は「なあにー!?」と返答。「キンプリを応援してくださるエリートの皆さんのおかげで、興行収入が1億を突破しました!……というお知らせを今日する予定だったんですが……」と煽ると、客席からは悲鳴に似た声が上がる。そして「なんと、本日3月9日で2億5000万円を突破しました!」との発表がなされ、劇場は拍手と喜びの声で満ちあふれた。「どこからパンデミックしたのかわからないですけど、こんなことになるとは。公開当初はまあ3000万くらいだろうと思っていたけど、まさか」と驚きの感想を述べた。

「KING OF PRISM by PrettyRhythm」

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西は「今に至るまで何回も絶望しまして。企画が全然通らなかったときも、前売りが全然売れなかったときも、公開2週目に全然予測(していた成績)に到達しなかったときも」と苦しい道のりを振り返り、「絶望するたびに(ファンの)皆さんのことを裏切れないなと思ったり、『(プリティーリズム・)レインボーライブ』のなるちゃんの『オーバー・ザ・レインボーセッション』での『あきらめないもん!』というセリフを何回も頭に流しながら今日まで到達しました」とうれしさを噛みしめる。また寺島は「公開初日の舞台挨拶では『僕たち出演者も物語の続きが観たいので、皆さんの力で観させてください』と言ったんですけど、叶えていただけたというか……いや、まだ続き(を制作することが)決定したわけじゃないんですけど! でも、2.5億ですからね」とニヤリと笑ってみせると、西から「言い方がやらしい!」とツッコまれる場面も。

「グロリアス・シュワルツ!」と会場を盛り上げる菱田正和。

「グロリアス・シュワルツ!」と会場を盛り上げる菱田正和。[拡大]

そして菱田は「公開2週目の土日が終わったあとはダメだという状態だった。上映が始まって、みんながTwitterで『キンプリはいいぞ』と伝えてくれたり、隣の人を誘ってくれたり、1人ひとりの地道な活動のおかげで今につながったなと思います。本当にあのとき、あなたがあの人に声をかけなければ、あなたが劇場に行かなければ上映は終わっていたかもしれないという状態でした」と改めて振り返る。「奇跡って起こるんだなと、皆さんに教えていただきました。この奇跡を次につなげていきたいと思います」と締めくくると、客席の方々から「ありがとう!」という声が上がった。最後に菱田が「(作中で)法月仁が『栄光を掴みとれ』って言ってましたけど、こういう気分なんでしょうね」と話し、「万歳三唱ならぬ、グロリアス・シュワルツ三唱」で締めくくることを提案。観客が一体となった「グロリアス・シュワルツ!」という声で、イベントは幕を閉じた。

「KING OF PRISM by PrettyRhythm」は、テレビアニメ「プリティーリズム・レインボーライブ」から誕生したボーイズユニット“Over The Rainbow”にフィーチャーした劇場版アニメーション。ステージでのパフォーマンスを通し、もっとも女の子のハートを魅了した男子に与えられる称号“プリズムキング”を目指して奮闘する個性豊かな少年たちの姿を描く。

(※本文中▽は白抜きハートマーク)

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(c)T-ARTS / syn Sophia / キングオブプリズム製作委員会

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