ルキノ・ヴィスコンティ「山猫」「ルートヴィヒ」の美麗な修復版が5月より上映

「ヴィスコンティと美しき男たち～アラン・ドロンとヘルムート・バーガー～」というタイトルのもと、イタリアの映画監督ルキノ・ヴィスコンティの「山猫」と「ルートヴィヒ」の修復版が公開される。

この特集上映は、ヴィスコンティの生誕110年と没後40年を記念したもの。アラン・ドロンが出演した「山猫」は4K修復版、ヘルムート・バーガーが出演した「ルートヴィヒ」はデジタル修復版で上映される。

YouTubeで公開されている特集上映の予告編では、1960年代と1970年代にそれぞれ製作された「山猫」「ルートヴィヒ」の映像が、現代の技術で色鮮やかに修復されていることが確認できる。「山猫」のフィルムは、マーティン・スコセッシが設立したThe Film Foundationとグッチの資金提供により、2010年に約1億円の費用と1万2000時間をかけて修復された。スコセッシは、「私たちの最高の宝物が返ってきたのだ。その完全なる美しさをまとって」とコメントを寄せている。

「ヴィスコンティと美しき男たち～アラン・ドロンとヘルムート・バーガー～」は、5月14日より東京・YEBISU GARDEN CINEMAにてロードショー。その後全国で順次公開される。