前田敦子が宮沢りえのアシスタント役に、ドラマ「グーグーだって猫である」続編出演

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宮沢りえが主演、犬童一心が監督を務めた連続ドラマW「グーグーだって猫である2 -good good the fortune cat-」に、前田敦子イッセー尾形西田尚美らが出演することがわかった。

連続ドラマW「グーグーだって猫である2 -good good the fortune cat-」 (c)WOWOW

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本作は大島弓子が愛猫との日々をつづったエッセイマンガをもとにしたもので、2014年に放送された連続ドラマW「グーグーだって猫である」の続編にあたる。前作で主人公のマンガ家小島麻子に扮した宮沢を筆頭に、長塚圭史黒木華田中泯の続投がすでに発表されている。

連続ドラマW「グーグーだって猫である2 -good good the fortune cat-」 (c)WOWOW

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劇中で前田が演じるのは、麻子のもとでアシスタントとして働く飯田千里。そしてイッセーは殺人犯を捕らえるため麻子の部屋で張り込みをする刑事・賀川役、西田は麻子の大学時代の同級生・智子役を務める。そのほかロックバンド、ドレスコーズのフロントマン志磨遼平、つまみ枝豆がキャストに名を連ねる。

前田は自身の役柄を「打ち込めるものを見つけたら『これだ!』と突っ走っていく子だと思います。その感覚は、私もすごく分かります」と説明する。そんな前田について、宮沢は「物怖じせず、その場所で心も体も縮こまらずにとても堂々としている感じが、飯田とすごく似ていますね」とコメント。一方の前田は、宮沢に関して「舞台の主役もたくさん経験されているりえさんの現場を引っ張っていく力はすごく、そのたくましさは圧巻です」と語った。

「グーグーだって猫である2 -good good the fortune cat-」は、WOWOWプライムにて6月より毎週土曜22時から放送予定。

宮沢りえ コメント

第2弾への意気込み

スタッフも前作と同じですし、現場に入ったときに2年という時間を飛び越えて、昨日まで井の頭公園にいたような錯覚に陥りました。初日は、麻子が自分の体にもう一度宿るまでに多少時間がかかり戸惑いはあったのですが、全く同じスタッフで、同じお家でグーグーに出会って時間を重ねると、あっという間に麻子が戻ってきて、身も心もとても自由に演じることができました。前回に輪をかけて、麻子を演じるというより、麻子を生きているという感覚です。
麻子は稀有な存在です。普通の人とは違うイマジネーションの膨らませ方だったり、ストーリーを作っていくクリエイティブな感覚があったり、その一方、とても穏やかでいろんなことに興味のある少女のような部分が、自分の中に自由自在に行き交っているので、とても刺激がありますし、彼女の葛藤も含めて演じるのはとても楽しいです。

前田敦子との共演について

物怖じせず、その場所で心も体も縮こまらずにとても堂々としている感じが、飯田とすごく似ていますね。話をしているととても映画が好きらしくて、マニアック。それに、ロケ現場にロケバスで来るというところもすごくチャーミングだなと思います。

イッセー尾形との共演について

映画「トニー滝谷」の共演から12年という月日を経た分、学んだことや経験してきたことで以前よりもちょっと豊かだったり多少の余裕があるところを見せたいなと思っていました。本番でポンポンと出てくるアドリブに対して、麻子としてそれに応えるのがとてもとても面白いですし、どこまでが役でどこまでがイッセーさんなのか、どこまでが麻子でどこまでが私なのかわからない浮遊感が2人のシーンにはいつも漂っています。ラインを飛び越えず芝居の中でちゃんと浮遊しているのがすごく刺激的です。

撮影現場で新しくやってみたいこと

前回の時は、麻子が軸となり発信して、周りに影響を与えていくという感じでしたが、今回はその軸が麻子だけじゃないんです。いろんな人物がいて、お互いに影響されるという脚本になっているので、受け身の麻子でいるという新しい感覚です。受け身でいながらも相手を脅かすユーモアだったり、誠実さで脅かすというのは楽しいなと思っています。監督には、「麻子は今回も充分に振り回していますよ」と言われましたけど(笑)。それは、彼女の発言というより彼女の作り出す漫画というものが、たくさんの人にいろんな影響を与えているからだと思います。そこにリアリティを持たせるために、麻子の頭の中にはものを作り出すマグマが潜んでいるということを常に意識しながら演じています。

「グーグーだって猫である2 -good good the fortune cat-」の魅力

自由すぎる猫という共演者たちの影響を受けて、役者たちがドキドキワクワクしながら役を演じるこのドラマの時間には、他にない特別なものが生まれていると思います。猫と人間、人間と人間、猫と猫の交わりや心の交わりを皆さんに楽しんでいただけたらいいなと思います。
また井の頭公園や吉祥寺という街がもっている、人懐っこさや、どこかユーモラスな部分、そしてドラマに自然が溢れているということも見所の1つかなと思います。ぜひお楽しみください。

前田敦子 コメント

出演への意気込みや台本を読んだ最初の印象

原作も多くの方から愛されている作品ですし、映画「グーグーだって猫である」も観客としてみていました。なので今回のお話をいただいた時は素直に「やったー!」と思いました。脚本を読んだ時は楽しいドラマになりそうだなと感じましたし、犬童監督も「(前作よりも)楽しく笑えるものにしたい」とおっしゃっていたので、楽しい作品になりそうです。

主演の宮沢りえと久しぶりに共演した印象

とても贅沢な機会だと思っています。舞台の主役もたくさん経験されているりえさんの現場を引っ張っていく力はすごく、そのたくましさは圧巻です。前作で築きあげられたりえさん演じる麻子先生と長塚さん演じる大森さんとのお2人の関係性がすごく良い雰囲気で出来上がっているので、私はそれを客観的にみる新しい目線、視聴者の方と同じ目線で2人の面白いやり取りを見させてもらっています。

今回演じる飯田千里の印象

飯田は打ち込めるものを見つけたら「これだ!」と突っ走っていく子だと思います。その感覚は、私もすごく分かります。それを見つけるまでにはすごく時間がかかる子だと思いますが、今まさに先生のアシスタントとしてちゃんと力を吸収しようとしているところにすごく共感できます。

撮影現場でやってみたいこと、挑戦してみたいこと

監督とは“猫好き仲間”のような関係で、現場でもよく猫の話をします。
お芝居を演出しているときの監督はすごく明確な指示をしてくれるので、本当に心の底から安心できます。時には厳しいこともありますが、その熱意がすごく好きで、このまま撮影についていけるように頑張りたいと思います。

猫好きとしての見どころ

猫のグーグーとビーちゃんが置物かのようにいい子にしていて、本当に一発OKだったこともあります。自分も猫を飼っているのですが、普通だったら絶対そんなことできないので、ちゃんとフレームの中に居続けるふたりの名演技に注目し探してほしいです。また今回は子猫も出てくるので、そちらもぜひ観てもらいたいです。

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