劇場アニメ「
中村のボーイズラブコミックをアニメ化した「同級生」は、メガネをかけた優等生・佐条とバンドマンのイマドキな高校生・草壁が惹かれ合う姿を描く物語。本作のキーワードに“透明感”を挙げた野島は「ピュアな部分を出せるように演じました。(作品の)色使いが、空気に色を塗ったらこうなるのではないかという、空気色の絵のようで。透明感を感じながら、心が激しく動かされる対比的な部分もあって素敵だなと感じました」と感想を伝える。
中村のファンだという神谷は「ドラマCDで関わらせてもらったとき、初めて原作を読んだんですけど、すげえなと。僕は引くほどの女好きなので、男性同士が恋愛感情を持つということに対して、仕事として受け取って理解することはできるんですけど、本質的にはわかっていない部分がたくさんある。でもそういうものを超越した何かが作品の中に描かれていて、素直に受け止められる」とコメント。また観客に「あの絵を動かすって想像つかないでしょ?」と問いかけ、「でも作品を観たら(原作の絵が)まんま動いていて、もう胸がいっぱいになりました」とあふれる思いを口にする場面も。
石川は「ドラマCDからキャストが変わっていないのがうれしい」「でもドラマCDとは若干違う、アニメ版のハラセンを演じました」と、「同級生」のほか続編の「卒業生」「空と原」「O.B.」とドラマCD化されてきた同作の歴史を振り返る。初めてアニメ作品の音楽を手がけたという押尾は「音をつけてしまったために感動しなくなっちゃったらどうしよう」とプレッシャーを感じていたと吐露。アコースティックギターでメインテーマを作曲した理由については「2人の不器用な感じが、ギターに合っているのかなと思った。ピアノとかは誰が弾いてもきれいな音が出るけど、ギターはたどたどしく弾くと『キュッ』とか『ピキン』と鳴る。それで2人のぎくしゃくした感じが出るんじゃないかと」と解説した。
また押尾は「BLってジャンルを知らなかった」と話し、本作のオファーをきっかけに原作コミックとその続編を購入したことを明かす。「すっごく感動した。泣いてしまった」と作品への愛を伝える押尾に対し、「買いづらくなかったですか? ご自宅のどこに置いてあるのか……大丈夫ですか?」と心配する中村に声優陣は大笑い。中村は終始緊張した様子を見せながらも、「すごくポエティックな感じで、感情のエンジンがかかるところが美しく表現されている。声優さんの演技と音楽が入るとリズムが出てきて、絵と音の総合芸術だと思いました」と本作について語った。
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