ボイメン「復讐したい」舞台挨拶で「僕たちの命を救ってください！」

「復讐したい」の完成披露試写会が本日2月16日に東京都内で開催。主人公・高橋泰之を演じる水野勝をはじめとしたBOYS AND MENのメンバー7名、高橋メアリージュン、上野優華と、監督の室賀厚が舞台挨拶に登壇した。

2月13日に行われたBOYS AND MENのライブへの出演を体調不良で見合わせたばかりの水野は、ファンの前に立ち「間に合うかどうか不安だったんですけど」と安堵の表情を浮かべる。また、各メンバーはそれぞれの役どころを説明。法務局の役人・田所哲也を演じる小林豊は「普段はこんなおちゃらけた人間なんですけど（笑）、お芝居の中では人間らしい人間を演じられたなと思います」と振り返り、テロ被害者の自衛隊員・前田達也役の勇翔は「自衛隊ということで、ガンアクションが多めです！」とアピールした。

高橋演じる泰之の妻・泉を殺害する犯人役の吉原雅斗は「紐解いていくといろんなものを抱えている人物で。（演じるのは）楽しかったし、難しかったです」と難役を振り返る。上野は自身が演じる角田恭子について「どんなキャラクターなのか少しでも説明したいんですけど、少しでも説明するとネタバレになってしまう」と苦笑いしていた。

室賀は現場の様子を「とても活気があって楽しかったです。忙しい方ばかりなのでスケジュールはタイトだったけど、凝縮された時間で最高のパフォーマンスを見せてくれた」と語り、出演者たちの演技を絶賛。一方、水野は同じグループ内で被害者役や犯人役などさまざまな立場を演じた苦労を「メンバーは家族みたいなので時間があるとわちゃわちゃしちゃうけど、撮影の裏側でも距離を取るメンバーもいたし」と明かす。小林が「撮影のとき吉原と（水野は）全然しゃべんなかったよね？」と指摘すると、吉原は「『どうしたらこの人に会わずにこの現場を過ごせるかな』って考えてた（笑）」と撮影時の心境を話した。

トークの後半では、映画の広報大使である本田剛文と田村侑久が映画の公開時期に全国で舞台挨拶を行うことを発表し、集まったファンを喜ばせる。しかし作品の公式Twitterアカウントのフォロワー数が、当初目標の2万人に対し現時点で約8600人であることに話が及ぶと、田村は「達成しないと僕らが復讐されちゃうんで！」、本田は「ぜひ僕たちの命を救ってください！」と必死の形相でファンに訴えかけていた。

締めくくりでは高橋が「こんな天気のよい日の締めくくりにこんなダークな作品を選んでいただきありがとうございます（笑）。皆さんが大切な人を殺されたときに復讐法を選択するのか裁判にかけることを選択するのか、考えながら観てほしいです」とコメント。田中俊介は「原作にはない展開もたくさんあるので、いっぱいドキドキわくわくしてほしいです」と見どころをアピールした。

「復讐したい」は、2月27日より愛知・センチュリーシネマなど中部エリアの劇場で先行ロードショー。3月5日からは東京・シネマート新宿ほか全国で公開される。