本日2月5日に東京・神楽座にて「
「鉄の子」は2月13日に公開される
自身の実体験をもとにこの作品を作り上げた福山は「川口は鉄(鋳物)の街なので『鉄の子』なんてどうだろう?と。子供の成長物語と鉄という言葉の組み合わせにピンときた」と映画制作の始まりを語る。GLIM SPANKYの松尾レミ(Vo, G)は作品を観た感想を問われ、「私たちの地元は長野なんですが、山の中のトンネルとか、映画に出てくる風景が地元とかぶるんです。感情移入しちゃって、とても感動しました」と福山に伝えた。
GLIM SPANKYはこの作品の主題歌として、インディーズ時代のナンバー「大人になったら」を提供した。このことについて松尾は「すごく光栄ですし、作品の中で曲が流れた瞬間、第三者的な目線で『映画に合うなあ』と思ったので、いい化学反応が生まれていると思います」とコメント。楽曲を作ったときの思いを司会者から問われると「社会に出ることで閉ざしてしまった誰かの子供心を、私の歌で解放したいと思って作りました」と制作に懸けた思いを明かした。
福山は楽曲を一聴して主題歌に決めたといい「スタッフに『こんな曲がある』と提案してもらったんですけど、曲を聴いて『これはすごいなあ』と。主題歌の候補曲をこれほどすぐに『作品に合うな』と感じたことは今までなかったですね」と映画と主題歌の相性のよさに太鼓判を押した。また、質疑応答の中では楽曲のタイトルにちなみ「大人になってみてわかったことは?」という質問も。松尾は「大人ってどういうことか、いつになってもわからないな、ということがわかりました」と返し、GLIM SPANKYの亀本寛貴(G)は「運転免許は高校卒業のタイミングで取っておくべきということ。タイミングを逃してしまって、いまだに免許を持ってないので、地元に帰ると『お母さん車乗せて』って……高校時代と何も変わってない!」と答えて会場の笑いを誘った。
イベントの最後にはGLIM SPANKYによるミニライブが行われ、2人はアコースティックセットで「大人になったら」を披露。観客は松尾の力強い歌声と亀本のエモーショナルな演奏にじっくりと耳を傾けていた。
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