本作は、米国で実際に起きた汚職事件を描いたクライムサスペンス。ギャング、政治家、FBIと別々の道へ進んだ幼なじみ3人が交わした密約が招くスキャンダルのてん末を描く。実在する犯罪王、ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーをデップ、彼の弟で州上院議員ビリーを
公開された映像は、コノリー家でバルジャーと腹心スティーヴン・フレミ、コノリーの同僚ジョン・モリスらが会食をしながら交わす会話を切り取ったもの。モリスが作った肉料理の味付けを気に入ったバルジャーがレシピを聞くと、モリスは「家族の秘密なんだ」と言いつつも教えてしまう。秘密を軽々とバラしたモリスに、バルジャーは怒りをあらわにする。
バルジャーのかつての仲間たちに面会し、リサーチを重ねて役作りをしたというデップ。「前から興味を持っていたんだ」と語ったデップの演技について、芥川賞作家の羽田圭介は「ジョニー・デップの作品史上、もっとも素晴らしい」、
「ブラック・スキャンダル」は1月30日より東京・新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー。
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羽田圭介(芥川賞作家)コメント
ギャング映画の名作によくあった、単なるシマ意識がメインではない。登場人物各人の偏愛や憧れなどが個別に入り交じる、人間ドラマだ。感情移入させるための無理矢理な共感演出はなく、映画という表現に適した“画面に映える格好良さ”だけで極悪非道なギャングを魅せている。
小沢仁志(俳優)コメント
久々の骨太ギャング映画! 暴力とセックスが刃の上で均衡し、ヒリヒリする緊張感がたまらない。オレに匹敵するほどの“顔面凶器”と化したジョニー・デップ渾身の演技。さらなる高みまで上り詰めた彼を見た。
見城徹(幻冬舎 代表取締役社長)コメント
冒頭のバイオレンスに胸をわしづかみされ、最後まで鳥肌が立っていた。圧倒的な臨場感。自分の掟に忠実に生きる男の残酷な美学。ジョニー・デップの怖るべき最高傑作。
井筒和幸(映画監督)コメント
息を吹き返したJ・デップが怖い。おぞましいくらい名演だ。裏切る奴は必ず殺す。口の軽い女も絞め殺す。真っ昼間からショットガンで殺す、殺す、殺す。縮み上がるばかりだ。だから、我々はギャング映画が大好き。
倉田真由美(マンガ家)コメント
どいつもこいつもダメ男だけど、ほんの少し愛せる部分がある。さすが実話! 見たことないジョニデの顔が、じわじわきた。
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- 「ブラック・スキャンダル」公式サイト
- 「ブラック・スキャンダル」予告第1弾
- 「ブラック・スキャンダル」特別映像
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