アイス・キューブが語るN.W.A.、「ストレイト・アウタ・コンプトン」特別映像

ヒップホップグループ・N.W.A.の栄光と挫折を描いた「ストレイト・アウタ・コンプトン」。このたび、N.W.A.の元メンバーであるアイス・キューブのインタビュー映像が到着した。

N.W.A.は、イージー・E、アイス・キューブ、ドクター・ドレーら5人の若者によって結成された、カリフォルニア州コンプトンのヒップホップグループ。映画のタイトルにもなったデビューアルバム「ストレイト・アウタ・コンプトン」は、当時だけでなく後発のヒップホップアーティストたちにも多大な影響を与えた。

「スリー・キングス」や「ゴースト・オブ・マーズ」などの作品で俳優としても知られるアイス・キューブは、ドクター・ドレー、監督のF・ゲイリー・グレイらとともに本作をプロデュース。「（N.W.A.には）たくさんのドラマがありすぎて、映画化できるなんて思ってもなかった」と、当初は不安を抱えていたことを吐露する。

かつて対立し、1995年に逝去したイージー・Eについては、「イージーが生きていたら、この企画を気に入ってくれることを願っているよ」と語り、「映画のストーリーは彼に忠実であるように心がけた」と述懐。さらに、「エンタテインメントに関して、人々が何を欲しているか把握する天才」「もっとも勇気ある人物の1人さ」と賞賛を惜しまない。

またアイス・キューブは「俺らがアーティストであり、悪党ではないことを知ってほしい」と訴え、「立ち上がらなきゃいけなかった。俺たちは武器として音楽を選んだ。音楽が俺たちの唯一の武器だったんだ」と述べている。

「ストレイト・アウタ・コンプトン」は、東京・渋谷シネクイントなどで公開中。

※動画は現在非公開です。