ドラマ版「わたしを離さないで」主演の綾瀬はるか、ロンドンで原作者と対談

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1月15日よりTBSで放送される金曜ドラマ「わたしを離さないで」。同作主演の綾瀬はるかが、原作者の日系英国人作家カズオ・イシグロと英国・ロンドンにて対談した。

左から綾瀬はるか、カズオ・イシグロ。

左から綾瀬はるか、カズオ・イシグロ。

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ドラマ「わたしを離さないで」キャスト。左から三浦春馬、綾瀬はるか、水川あさみ。

ドラマ「わたしを離さないで」キャスト。左から三浦春馬、綾瀬はるか、水川あさみ。[拡大]

「わたしを離さないで」は、世間から隔離された施設でともに育ってきた3人の男女が、自分たちに与えられたある使命を知らされ、生きる意味を模索するさまを描く作品。キャリー・マリガンらが出演した映画版が2011年に日本公開されたほか、2014年には蜷川幸雄演出で舞台化もされた。

綾瀬とイシグロの対談は、主人公・恭子を演じる綾瀬が「この作品を、この役を、より深いレベルで理解したい」と考えたことがきっかけとなった。2人は以前イシグロが来日した際に挨拶を交わしたことがあったが、彼女の考えを知ったイシグロが「ぜひロンドンへいらっしゃい。会って話をしましょう」と答えたことから綾瀬の初渡英が実現した。

イシグロとの対面を果たした綾瀬は「キャシー(ドラマでは恭子)のキャラクターについてどう思っていらっしゃるのですか?」と質問。イシグロは「キャシーは現実の人物に近いんじゃないかな」と答えつつ、「映像作品は(脚本の)森下(佳子)さんやはるかさん、それぞれの解釈のコラボレーションで作るということがエキサイティング」とも話した。また綾瀬が作品の持つメッセージ性について尋ねると、イシグロは「人生は短いということを書きたかった。すべての人は死を迎える。その短い人生の中で避けられない死に直面したときに何が重要なのか、そういうテーマについて書きたいと思った」と返答する。約4時間にもおよぶ対談を終え、綾瀬は「『自分が思うようにやってください』とイシグロ先生が言ってくださったので、自分が思う恭子という役を素直に演じられたらと思います」とコメントした。

なおこの対談の模様は、1月8日発売の文藝春秋2月号に掲載されるほか、TBSのドラマメイキング番組でもオンエアされる。

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