ロッキーが盟友アポロの息子に伝える“大事なもの”、「クリード」公開記念特別映像

「クリード チャンプを継ぐ男」の新たな特別映像が、YouTubeにて公開された。

本作は、シルヴェスター・スタローンが主演を務めた「ロッキー」シリーズの新章。元ボクシングヘビー級王者アポロ・クリードの息子アドニスが、父のライバルであり盟友だったロッキー・バルボアとともにチャンピオンを目指す姿を描く。

特別映像は、父アポロが通ったジムのトレーナーが、「お前には向いてない。リングは戦場だ。お前の親父もリングで死んだ」と、アドニスがボクサーになることを止めるシーンから始まる。アドニスを演じたマイケル・B・ジョーダンは、「たとえ弱くても、自分を見つめ直せば困難を乗り越えられる」と語る。映像は、孤独に暮らすロッキーの前に現れたアドニスが、自分がアポロの息子であることを告白するシーンへ。ジムでアドニスを鏡に向かわせたロッキーは、「目の前にいる男は、最強の対戦相手だ。リング上でも、人生においても」と、自分自身が一番の敵であることを伝える。

父の影響で「ロッキー」シリーズの大ファンになった監督のライアン・クーグラーは、「アポロが大好きだから、彼の家族の話にしたかった」とコメント。スタローンは、「こんな物語を思いつくなんて、ライアンに感謝しているよ」と、クーグラーのアイデアと情熱をたたえる。特別映像は、ロッキーが「大事なのはリングに何を残し、何を得るかだ。何かわかるか？ プライドだ。ベストを尽くし戦ったかどうか。俺や親父のためではない。自分のために」とアドニスに伝える場面で終わる。

「クリード チャンプを継ぐ男」は、本日より公開中。なおスタローンは本作の演技で、第73回ゴールデングローブ賞の助演男優賞にノミネートされている。