「フランス組曲」監督・キャストら、60年間眠っていた未完の原作小説を語る

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「ブルーバレンタイン」「マリリン 7日間の恋」のミシェル・ウィリアムズ主演「フランス組曲」の特別映像が、YouTubeにて公開された。

「フランス組曲」 (c)2014 SUITE DISTRIBUTION LIMITED

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「フランス組曲」ポスタービジュアル (c)2014 SUITE DISTRIBUTION LIMITED

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本作の原作は、アウシュヴィッツで亡くなったユダヤ人女性作家イレーヌ・ネミロフスキーが娘に託したトランクに、60年以上眠っていた未完の同名小説。第2次世界大戦中に、ピアノの音色をきっかけに恋に落ちたフランス人女性とドイツ将校の物語や、過酷な状況で懸命に生きる人々の姿を描いている。

この特別映像は、本作のメガホンを取った「ある公爵夫人の生涯」のソウル・ディブらのインタビューを収めたもの。「事実に即してリアルタイムに書かれた原作が、60年間埋もれていたタイムカプセルに思えました」と話すディブは、「原作の中で忘れられない場面の1つが、避難する人々が空襲に遭うシーンです。原作全体から見ればほんの一部かもしれませんが、市民の目で見た戦争の物語を表現したかったのです」と思い入れを明かす。

原作小説「フランス組曲」書影

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また映像には、劇中で貧しいながらも夫を支える献身的な妻を演じたルース・ウィルソンも登場。“ナチス”や“ユダヤ”という言葉を一度も使用していない原作について「本作は善人と悪人を明確に分けていません。非道なことをする人はフランス人の中にも地域の中にもいます。ドイツ人だけを悪者扱いせず、フランス人の嫌な面も描いている点に惹かれました」と魅力を語っている。

そのほか主人公の厳格な義母を演じたクリスティン・スコット・トーマスや、原作者ネミロフスキーの孫であるニコラ・ドープレ氏も登場しているので、気になる人は動画を確認しよう。

「フランス組曲」は1月8日より東京・TOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショー。

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