ゴールデングローブ賞ノミネート、性格の悪い神とその娘が騒動起こすコメディ

第73回ゴールデングローブ賞外国語映画賞にノミネートされた「The Brand New Testament（英題）」が2016年に日本公開される。

「トト・ザ・ヒーロー」のジャコ・ヴァン・ドルマルが監督を務める本作は、ベルギーのブリュッセルに住む“神”とその娘を軸に描かれるコメディ。自分の部屋のパソコンで世界を管理する神は、気まぐれに事故や災害を起こしては1人面白がっている。そんな父親の姿に憤慨した10歳の娘エアは、神用のパソコンを勝手に使い、世界中の人々に死期を知らせるメールを送ってしまう。その後エアは、膨大な人間ファイルから選んだ数名を救済するため家を飛び出し、外の世界で騒動を起こしていく。

神役を「ココ・アヴァン・シャネル」のブノワ・ポールヴールドが演じ、そのほかの出演者にはカトリーヌ・ドヌーヴ、フランソワ・ダミアン、ヨランド・モローらが並ぶ本作。なおエアに扮した「サンドラの週末」のピリ・グロワーヌは、本作でシッチェス・カタロニア国際映画祭2015の主演女優賞を獲得するなど高く評価された。