「春子超常現象研究所」は、ある日突然心と体を持ってしまったテレビと、その持ち主であり超常現象好きの女性・春子の奇妙な同棲生活をコメディ要素たっぷりに描いた純愛映画。
舞台挨拶では、“テレビ男”役の中村とヒロインの春子を演じた野崎が「今年、自分の身のまわりで起こった“超常現象”」にまつわるエピソードを披露することに。中村は「小日向文世さん、斎藤工さん、ブラザートムさんなどのベテランの方や、野崎さんなど、たくさんの素晴らしい方々と1つの作品に出られたことが、僕にとっては“超常現象”でした!」と作品への思いをアピール。続いて野崎が「出雲では旧暦の10月を神在月と呼ぶということで、出雲大社にお参りに行ったら、額に“宝毛”が生えてきました!」と告白すると、中村が自らも宝毛が常に生えていることをカミングアウトし、観客を驚かせる。
劇中で演じた役柄について、中村は「テレビ男を演じると初めて聞いたときは、軽くパニックになりました(笑)。自分の中で想像していたテレビ男というものがあったのですが、実際にテレビをかぶると言われて驚きました。かぶってみると、お芝居をするというのが大変で……。スタッフの方と何度も試行錯誤して作り上げていきました」と撮影秘話を明かす。ウエディングドレス姿で本物のテレビを担ぎ、山に登るシーンに挑んだという野崎は「初めて脚本を読んだときは、監督の創像性にすごく感動しました。主人公の春子を自分がどういうふうに演じればよいのか、はじめは悩んだのですが、春子の夢に向かって突き進んでいくまっすぐな姿を大切にして演じました。過酷な撮影日もあったのですが、小日向さんを筆頭に、素晴らしい方々と映画初主演で共演することができてとてもうれしかったです」と話した。
今年1月にオランダで行われた第44回ロッテルダム国際映画祭をはじめとして、各国の映画祭でスクリーンにかけられた本作。竹葉は「辛口と言われているロッテルダム国際映画祭で上映されることになった際は、皆さんの反応にひやひやしていたのですが、上映が終わってみたら『テレビ男を演じた中村蒼さんの演技力の高さがすごい』や、『主演の野崎萌香さんが可愛い』などの評価をいただいたり、スタンディングオベーションまでいただけたことがすごくうれしかったです」と述懐し、「素晴らしい出演者の方々や、スタッフの方々とこの映画を作ることができ、さらに書籍も作ることができました。もっとこの作品を世に広めて行きたいです!」と意気込んだ。
※動画は現在非公開です。
中村蒼の映画作品
関連商品
リンク
- 「春子超常現象研究所」公式サイト
- 「春子超常現象研究所」予告編
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
映画ナタリー @eiga_natalie
中村蒼「軽くパニックになった」と“テレビ男”演じた心境明かす、主演作初日挨拶 https://t.co/qkfHtRyys4 #中村蒼 https://t.co/kNDChwDpTp