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百田尚樹の小説を原作とした「海賊とよばれた男」は、明治・大正・昭和の時代を舞台に、名もなき青年だった主人公・国岡鐵造が石油の一大事業を成し遂げるさまを描く作品。この会見にて、追加キャストとして
この会見には、岡田と山崎に加え吉岡、染谷、綾瀬、小林、鈴木、野間口、瀧、そしてプロデューサーの阿部秀司が出席。山崎は「『永遠の0』の岡田さん、『ALWAYS 三丁目の夕日』の吉岡さん、『寄生獣』の染谷くんと山崎組主演俳優が3人そろっておりまして、“山崎組アベンジャーズ”みたいな感じです! 長い原作で映画化も難しく、信頼できる人の力を借りたいと無理を言って集まってもらいました」と挨拶する。丸縁メガネに“国岡商店”の法被を身につけ、鐵造としての装いで登場した岡田は、10月上旬にクランクインを迎えた現場について「豪華なキャストの皆さんと取り組めることをうれしく思っています。山崎組の先輩方やスタッフの皆さんにも現場では“店主”と呼ばれながらがんばっています」と報告。司会者から「『永遠の0』がライバルになりますね?」と振られると「そうですね……。『永遠の0』を超える感動を届けられるんじゃないかと……今がんばっているところです」とたどたどしく答え、山崎から「俺の顔見ながら言うなよ!」とツッコミが。
吉岡は「『永遠の0』がライバルということで、“三丁目”から駆けつけてきました」とコメント。「寄生獣」で右手に“ミギー”が寄生している役を演じた染谷は「(今回は)右手は普通です!」と宣言し、「よく目が死んでるとか言われるんですけど、今回ははつらつとした役なので、めちゃくちゃイキイキとした目でやっています」と言い切る。綾瀬は自身の役を「鐵造さんを陰ながら支えていく妻という役どころです」と紹介し、鈴木も“英語が堪能な情報戦のプロ”である役どころについて「今まで演じた中で一番カッコいい役なんじゃないかと。『HK 変態仮面』もカッコよかったですけど!」と話す。そして小林から「気配を消したら日本一な男」と紹介された野間口は、「山崎組初参加と資料に書かれているかもしれませんが、実は『三丁目の夕日』に出ておりまして……。吉岡さんも監督も覚えていなかったんですけど」と自虐的な発言で笑いを起こした。
キャストらによると、撮影現場の雰囲気は非常に和やかであるとのこと。山崎から現場での様子について「店主なので、偉そうな態度で歩いてます」と言われた岡田は、「60歳になった鐵造はめちゃくちゃ偉い身分になる。だから(プロデューサーの)阿部さんに対しても『遅いやないけ』とか話したりして」と笑う。また山崎のVFX技術に関する話題では、「そんなお腹、戦後ではありえないので痩せてくれます?」と言われたという瀧が「(『寄生獣』には呼ばれたが)『永遠の0』はお腹が出てたから呼ばれなかったんでしょうね。CGでなんとかできませんか?ってね」と報道陣に同意を求めた。
最後に岡田が「監督はじめスタッフ・キャストみんな、信頼感のある現場になっております。鐵造も店員を1人もクビにしなかった男です。この信頼感が出て、観ていただいた方にも信頼を得られる作品になるよう一生懸命育てております」と会見を締めくくった。
「海賊とよばれた男」は、2016年冬の公開に向けて現在撮影中。
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オヤマダ @oymda
ナタリーの記事はさすがひときわおかしいな…
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