現地時間11月21日、アメリカ・ロサンゼルスのリージェンシー・ウエストウッド・ヴィレッジ・シアターにて「
「リリーのすべて」は、世界で初めて性別適合手術を受け「リリー・エルベ」と名乗るようになったデンマーク人の実話にもとづく物語。主人公リリーをレッドメイン、リリーの妻ゲルダをヴィキャンデルが演じている。
妻のハンナ・バグショーとともに会場に現れたレッドメインは、「トム(・フーパー)と一緒に『レ・ミゼラブル』を撮影していて、文字通りバリケードの中で歌っていたとき、彼が『新しい脚本をもらった。何も言わず、ただ読んで感想を聞かせてほしい』とだけ言って、この物語を渡してきた。とても美しく深い感動的なラブストーリーで、できることならこの作品に関わりたいと思ったんだ。トランスジェンダーコミュニティの方々にもできる限り会いに行ったんだけれど、とても寛大に自分自身の経験を共有してくれた。僕がリリーという役をより忠実に演じるために必要なことだったから、とても素晴らしい経験だった」とコメント。さらに「観客も僕が初めて脚本を読んだときと同じように感じてくれたらうれしい。これまでに読んだり観たりしてきたどんなラブストーリーとも違う。これは、本当の自分になるための勇気についての物語でもある。“自分自身になる”というのはすごく簡単なことのように聞こえるけれど、とても勇気がいることだ」と続けた。
一方フーパーは「ゲルダは夫であるアイナーを失ってしまうリスクがあるにもかかわらず、リリーになろうとする彼女をサポートした。これはとてつもない次元の無条件の愛だ。エディは『レ・ミゼラブル』でも見せたように、非常にエモーショナルな演技のできる役者で、アリシアも心と思いやりの込もった演技をする。それが本作の核となる要素だ」と、レッドメインとヴィキャンデルを絶賛。また、ヴィキャンデルは「初めてエディと読みあわせをしたのは撮影の10カ月前だった。彼はその段階ですでに膨大な知識を持っていたわ。彼は演じるときすべてを役に捧げるの。恐れずに、演じたことのない役に挑戦しようと思わせてくれる。素晴らしい俳優とはそういうものなのだと思うわ」と、レッドメインに惜しみない賛辞を贈った。
「リリーのすべて」は、2016年3月18日より全国公開。
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