「母と暮せば」山田洋次&坂本龍一がタワレコ「NO MUSIC, NO LIFE.」ポスターに

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母と暮せば」の監督・山田洋次と音楽を担当した坂本龍一が、タワーレコードの「NO MUSIC, NO LIFE.」キャンペーンの意見広告に登場する。

「NO MUSIC, NO LIFE.」山田洋次×坂本龍一

「NO MUSIC, NO LIFE.」山田洋次×坂本龍一

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1996年から音楽そのものを応援するためにスタートしたこのキャンペーンは、さまざまなアーティストのほか寺山修司、赤塚不二夫、ダウンタウンらとのコラボレーションで話題を呼んできた。山田はポスターの中で、「『歌を忘れたカナリアは…』という童謡が昔あったけど、今の日本人は歌うことがない。更に云えば歌うことを奪われていると思う。ぼくたちは自分の歌をうたうことをとり戻さなくてはならない」とメッセージを寄せている。同ポスターは本日11月17日から全国のタワーレコード全86店にて約2カ月間展開。なお12月11日からは大根仁監督のドキュメンタリー「DENKI GROOVE THE MOVIE? ─石野卓球とピエール瀧─」の公開を控える電気グルーヴバージョンのポスターも掲出される。

「母と暮せば」 (c)2015「母と暮せば」製作委員会

「母と暮せば」 (c)2015「母と暮せば」製作委員会[拡大]

松竹120周年記念映画である「母と暮せば」は、長崎の原爆をテーマに母と息子の関係を描く作品。終戦後の長崎で助産師として暮らす伸子の前に、3年前の原爆で亡くしたはずの息子・浩二が現れることから物語が始まる。伸子を吉永小百合が、浩二を二宮和也が演じ、浩二の恋人・町子に黒木華が扮している。12月12日より全国ロードショー。

山田洋次 コメント

「歌を忘れたカナリアは…」という童謡が昔あったけど、今の日本人は歌うことがない。更に云えば歌うことを奪われていると思う。ぼくたちは自分の歌をうたうことをとり戻さなくてはならない。

坂本龍一 コメント

約1万年前まで、人類は長い定常状態のなかで暮らすことが多かった。その遺伝子は今でもぼくたちのなかに受け継がれている。しかし現代、特に20世紀以降、社会環境、自然環境、おまけに気候まで常に変動するなかにぼくたちは置かれている。
体や心にいろいろな不具合が生じるのも当然だ。
音楽は必ずぼくたちの思考や心から生じるので、そのような激変に常にさらされていることは音楽に大きな影響を与えるだろう。そのなかにあって常に変わらぬものを求めることも、また音楽なのである。

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