俳優の
11月14日頃から阿藤と連絡がつかなくなった関係者が警察に連絡。関係者と警察が自宅を訪れ、亡くなっている阿藤を発見したという。死因は心不全と見られる。
大学卒業後、劇団俳優座に加入した阿藤は原田芳雄や中村敦夫の影響により俳優の道へ。1970年代に入ると多くの映画やテレビドラマに出演し、1988年には田原俊彦主演のドラマ「教師びんびん物語」にレギュラー出演。それまで悪役での起用が多かったが、同作を機に役の幅を広げていった。
最近では、阿藤が老舗映画館の映写技師役で出演した「シネマの天使」が11月7日に全国公開されたばかり。映画の製作会社を通じて、キャストの藤原令子、石田えり、そしてスタッフから阿藤へコメントが寄せられており、監督の時川英之は舞台挨拶に登壇した際に阿藤と交わした言葉を振り返っている。
藤原令子 コメント
先日、映画の舞台挨拶でご一緒した時は、いつも通り元気なお姿でしたので、
すごく驚いています。映画の撮影の時も、いろんな場所に行ったことや、映画館の
話などたくさんお話して頂き、本当に楽しかったです。また、いつも私のことを絶対
すごい女優になると仰って頂いていたのをスタッフの方からお聞きしていました。
すごく嬉しく、励みになりました。その阿藤さんの言葉をしっかり叶えていけるよう、
日々精進します。有難うございました。ご冥福をお祈りいたします。
本郷奏多 コメント
つい先日までご一緒にお仕事をさせていただいて、優しく温かい阿藤さんのお人柄に助けられておりました。
お元気そうに見えたので、突然の訃報に驚きを隠せません。
素敵な先輩であり、大好きな俳優さんでした。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
石田えり コメント
一緒にいて、何も隠さなくてもいいと思える人でした。
時川英之 コメント
阿藤快さんの突然の訃報に愕然としています。
つい先月、「シネマの天使」の完成披露試写でみんなで一緒に
舞台挨拶をさせていただいたばかりです。
その時に、「映画の中で、阿藤さんが声を出さずに泣くシーンで
沢山の観客の方が泣かれるらしいんですよ」と、お伝えしたら
「そうか、良かったよ。」と、阿藤さんは嬉しそうにしておられました。
映画が大好きな映写技師を演じていただきました。
その大きな体から放つ圧倒的な存在感と、そこからにじみ出る
映画愛がありました。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
益田祐美子(プロデューサー)コメント
頭の回転が速く、どんな状況でも相手の気持ちを思いやり
旅番組からゴルフ番組まで全力疾走、でも最後は俳優阿藤快。
シネマの天使では、映写技師の心の動きを体全体で演じ
涙とともに“天使”になって旅立ちました。
「なんだかな~」……どうしてこんなに早く旅立ったの?
※記事初出時よりコメントが追加されました。
阿藤快の映画作品
リンク
- 阿藤快 所属事務所 Bonito LLC
- 映画「シネマの天使」公式サイト
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メカ酋長 @in_masaakid
俳優の阿藤快が69歳で急逝、共演者たちから追悼の声 - 映画ナタリー https://t.co/fleYiUYdi5