桜庭ななみ、土屋太鳳が主演を務めてきた「人狼ゲーム」シリーズの第3弾、「
本作は、川上亮の小説「人狼ゲーム CRAZY LIKE A FOX」を原作とするサスペンススリラー。突如不条理なゲームに放り込まれた少女・あやかが、ひと目惚れした少年・陽介とともに生き残るため熾烈な頭脳戦に挑むさまを描く。主演は「思い出のマーニー」で主人公の声優を務めた
予告編では、とある場所に集められた少年少女たちがテレビモニターに映し出される何者かの指示に動揺し、1人ずつ犠牲者を出していくさまを観ることができる。高月は本作について、「追い込まれた人々の切羽詰まった姿はもちろん、ゲームの中で芽生える愛情や友情にも注目して欲しいです」と語っている。
「人狼ゲーム クレイジーフォックス」は、12月5日より東京・新宿武蔵野館ほかで公開。
高月彩良 コメント
主演に決まった時は、素直にうれしかった反面、演じるあやかの狂気についていけるかという不安もありました。役職は特殊な「狐」で、しかもあやか自身の性格もちょっと変わっているので、どういう立ち位置で「人狼ゲーム」に参加すればいいのかなっていう……。いざ撮影に入ると、もう共演したみなさんの熱量がすごくて、「これ本当にセリフを言ってるの?」というぐらいリアルで。最初の犠牲者なんて、よだれを垂らしながら必死に抵抗しますから、それを見ていたら「本当に生き残りたい!」って、私もどんどん奮い立たせられました。綾部真弥監督とは今回初めてお仕事させていただきましたが、園子温監督と組んでこられた方なので、すごく厳しいのかなと思っていたら、芝居の細かい部分まで付き合ってくださる優しい方でした。「自分の思う通りにやってみて。それが正解だと思うから」といった具合に、やりやすい雰囲気を作ってくださいましたね。
参加者のひとりである陽介君にあやかが一目惚れして、一緒に生き残りたいと願うラブストーリー要素も今回のポイントです。重苦しいゲームの中で、恋心を芽生えさせるシーンは、すごくリラックスして演じられた気がします。気持ちが晴れ、希望が見えたというか。そこだけ撮影は屋外で、澄み渡った青空のもとで、美味しい空気もいっぱい吸えましたし。あそこだけ青春映画みたいですよね。とはいえ、それは「誰かを好き」というより、「誰かを好きな自分自身が好き」なのだとあやかは気づきます。確かにそういう感情は誰もが持っているでしょうし、ちょっとつかみどころのないあやかでも、そういう人間らしさがあったんだなと思えるシーンですね。やがてあやかが窮地に陥るラストを迎えますが、それまであまり表さなかった感情をむき出しにしなければならず、必死に演じました。山奥での過酷な撮影だったので、早くこの理不尽な場所から抜け出したいという願いも感情爆発の力に変えましたね(笑)。
観ていただく方には、追い込まれた人々の切羽詰まった姿はもちろん、ゲームの中で芽生える愛情や友情にも注目して欲しいです。また繰り返し観ると、複雑なゲームをより把握でき、彼らが繰り広げる様々な駆け引きに、改めて気づいていただけるのではないでしょうか。
※動画は現在非公開です。
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- 「人狼ゲーム クレイジーフォックス」公式サイト
- 「人狼ゲーム クレイジーフォックス」予告編
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KAZU SUZUKI / 鈴木カズ @c61org
「人狼ゲーム クレイジーフォックス」予告編公開、主演・高月彩良のコメントも - 映画ナタリー https://t.co/6uozqqD5QN