「虐殺器官」制作継続!新スタジオ設立で2016年内の完成目指す

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長編アニメーション「虐殺器官」の制作継続が決定した。新スタジオが11月中に正式に設立される。

「虐殺器官」

「虐殺器官」

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2015年9月末に制作会社が経営破綻し、制作の中断と公開延期を余儀なくされていた本作。このたびチーフプロデューサーの山本幸治が新たなスタジオの設立を発表した。スタジオの名称は、本作の英語タイトル「GENOCIDAL ORGAN」より、ジェノスタジオ。監督の村瀬修功を筆頭にメインスタッフは続投、制作体制を強化し、2016年内の完成を目指すという。

なお公開日は現時点では未定。以前販売していた劇場前売り券は使用できないため、購入者は払い戻しを。詳細は公式サイトにて確認してほしい。

「虐殺器官」は、SF作家・伊藤計劃の小説を劇場アニメ化する企画「Project Itoh」のうちの1作品。同プロジェクトの新作「ハーモニー」は、本日11月13日より全国で公開されている。

村瀬修功 コメント

誰も予想できない事態が起こってしまいましたが、こうして制作継続が決まったのは、伊藤計劃さんが与えてくれた好機のようにも考えることができます。山本チーフプロデューサーが立ち上げてくださった“ジェノスタジオ”には、主要スタッフも再び集まってくれています。皆さんの期待に応えるべく良い作品を作る為、スタッフ一同制作に邁進する所存です。

山本幸治 コメント

マングローブの経営破綻により、制作継続が危ぶまれましたが、何とか制作再開にこぎつけることができました。お客さんの期待を裏切らずに済んだことが何よりです。その責任を果たしたいという意志を示してくれたフジテレビをはじめ製作委員会各社に感謝いたします。一方で、今回のマングローブの問題は業界全体の問題であり、他人事ではないと感じています。「虐殺器官」をきっかけに生まれたスタジオが、業界を変えていく最前線になればと思っています。

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