岩井俊二がディレクションを担当、YEN TOWN BAND新作のジャケット公開

岩井俊二の監督作「スワロウテイル」から誕生したバンドYEN TOWN BANDが、12月2日に新曲「アイノネ」をリリース。そのジャケットを岩井が手がけていることがわかった。

YEN TOWN BANDは「スワロウテイル」の劇中で登場人物たちが組んでいる架空のバンド。主人公グリコ役のCharaがボーカルを務め、劇伴を担当した小林武史のプロデュースにより同バンド名義で実際にアルバムとシングルをリリースしている。

発表されたジャケット写真には、シリアの難民キャンプの風景が切り取られている。これはフォトジャーナリストの安田菜津紀が、取材のため同地を訪れた際に撮影したもの。岩井が偶然目にした安田の写真を気に入り、すぐさま連絡を取ったことを縁に、この写真がジャケットに採用されたのだという。

「アイノネ」の初回盤および通常盤にはカップリングとして「ainone 2XXX」を収録。そのほか初回限定のボーナスCDには、9月に新潟で行われた「大地の芸術祭 2015 YEN TOWN BAND @NO×BUTAI produced by Takeshi Kobayashi」のライブ音源が収められている。発売日の同日にあたる12月2日には、1996年に発表したアルバム「MONTAGE」のデジタルリマスター盤もリリースされ、ボックス仕様の初回限定盤には映画「スワロウテイル」を収録したDVDが付属する。さらに12月23日には「MONTAGE」のアナログ盤が発売される。