上映後には舞台挨拶が行われ、永井圭役の
同じ質問に対して細谷は「ハリウッド映画のようだった」と作品を評し、「監督が『ドキュメント風にこの映画を撮りたい』とおっしゃっていたんですけど、ちょっと異質な、実写映画のような雰囲気もあって。こういう作品に関われてうれしかったです」と感慨にふける。一方、役作りで心がけた点を尋ねられた小松は「最初の頃はアフレコの際にカメラが目の前にあって、表情も撮られている状況だったんです」と収録現場での裏話を披露。続けて「お芝居から付いた動きもたくさんあると思いますし、人の心理が生みだす細かい仕草などが詰め込まれています」と見どころを紹介した。
キャストの演技に対して瀬下は「役にどんどんのめり込んでいって、皆さんの頭の中におそらく我々が想像する絵以上に物語の世界が広がっていて。ものすごいクオリティだった」と絶賛。「それに対して僕らは何ができるんだろうって、刺激を受けたんです。なので我々にとっても挑戦的な仕上がりになってると思います」と自信をのぞかせた。安藤も「出演していただいた方々の演技力に助けられた。それに対して負けない形で絵を作ってくれたスタッフにも御礼を言いたい」と言葉を重ねる。続けて「作品は観てくれる方に届けるために作ったものなので、こうして集まってくれた皆さんにも御礼を言いたいです」と観客に感謝の意を示す。
キャストやスタッフの言葉を聞き、作品が新鮮に感じられたと語る宮野は「まずは原作が素晴らしい。こんなに斬新な世界観で物語を作るって相当なチャレンジだったと思う。その中で、僕たちもアニメーションなりの『亜人』の素晴らしさを追求した」と振り返る。自身の演じた圭の“クズ”なところに惹かれるという宮野は、最後に「(圭だけではなく、ほかのキャラクターも)すごく生々しくて、ドキュメントタッチで。でも真ん中にある部分はファンタジーなんですよね。そのリアルとファンタジーの融合みたいなところが非常に気持ちいい作品だと思いますので、皆さんぜひ楽しんで観ていただければ」と観客にメッセージを送った。
「亜人」は、決して死なない新種の人類“亜人”と日本国政府の戦いを描くサバイバルサスペンス。3部作で構成される劇場版の第1部「衝動」は、11月27日より東京・TOHOシネマズ 新宿ほか全国にて2週間限定で劇場公開される。また2016年1月15日よりMBS・TBS・CBCほかにてテレビシリーズが順次放送開始となる。
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