オーソン・ウェルズの回顧上映が東京で開催、未完成作品の映像素材も上映

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オーソン・ウェルズの回顧上映「生誕100年 オーソン・ウェルズ──天才の発見」が、10月23日から11月8日にかけて東京・東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催される。

「Mr.アーカディン」 (c)Image courtesy of Hollywood Classics

「Mr.アーカディン」 (c)Image courtesy of Hollywood Classics

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オーソン・ウェルズ

オーソン・ウェルズ[拡大]

これはウェルズの生誕100年、没後30年を機に、第28回東京国際映画祭の一環として行われる特集上映。25歳のときに手がけた監督デビュー作「市民ケーン」が批評家から絶賛されたものの、その後不本意な形での公開や製作中止などに見舞われ、“呪われた映画作家”と評されたウェルズの全体像を探っていく。

「上海から来た女」 (c)1948, renewed 1975 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

「上海から来た女」 (c)1948, renewed 1975 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.[拡大]

特集では「秘められた過去」の邦題でソフト化された「Mr.アーカディン」の最長版、リタ・ヘイワースがファム・ファタールを演じた「上海から来た女」、贋作をモチーフにした「フェイク」などウェルズの監督作6本を上映。ほかにキャロル・リードがメガホンを取り、ウェルズが出演した「第三の男」、ウェルズの映画人生に迫るドキュメンタリー「ディス・イズ・オーソン・ウェルズ」「映像の魔術師 オーソン・ウェルズ」といった作品がスクリーンにかけられる。

会期中は、ウェルズやエルンスト・ルビッチら古典映画の復元を広く行っているミュンヘン映画博物館ディレクター、シュテファン・ドレスラーの上映付き講演会も実施。「未知のウェルズ」と題された企画では、未完成作品の映像を通しウェルズの知られざる一面に迫る。

生誕100年 オーソン・ウェルズ──天才の発見

2015年10月23日(金)~11月8日(日)東京都 東京国立近代美術館フィルムセンター 大ホール
<上映作品>
「Mr.アーカディン」(最長版)
「上海から来た女」(復元版)
「フェイク」
「第三の男」
「審判」(復元版)
「フォルスタッフ」(復元版)
「不滅の物語」(英語オリジナル版)
「ディス・イズ・オーソン・ウェルズ」
「映像の魔術師 オーソン・ウェルズ」
料金:一般 1300円 / 高校・大学生、シニア 1100円 / 小・中学生 520円
※障害者と付添者(原則1名まで)は520円

講演会と上映「未知のウェルズ」

「未知のウェルズ1」
10月31日(土)、11月1日(日)開場 12:30 / 開演 13:00 / 終演 15:00
<出演者>
シュテファン・ドレスラー

「未知のウェルズ2」
10月31日(土)開場 15:30 / 開演 16:00 / 終演 18:00
11月3日(火・祝)開場 12:30 / 開演 13:00 / 終演 15:00
<出演者>
シュテファン・ドレスラー

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