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MCの呼び込みでキャストと瀧本が登場すると、1万8000通の応募の中から選ばれた270名の観客は一気にヒートアップ。それを受けて生田が「キャーキャー言っていただいて気持ちいいです。ここなんばパークスシネマに、生田斗真と“あさ”が来ました」と現在、波瑠が大阪で撮影する連続テレビ小説のタイトルをもじって挨拶し、会場の笑いを誘う。
伊坂幸太郎の同名ベストセラー小説を映画化にするにあたり、瀧本は「プレッシャーの中で最後まで悩みながら撮影した」と述べ、「撮り終えても、編集でもさんざん悩み、でき上がった段階でやっとホッとしている」と心境を語った。生田は、「脳男」に続いて2度目のタッグを組む瀧本から「今度は真逆の生田斗真を撮ってみたい」と言われていたことを明かす。それが本作で演じる虫も殺せないような中学校教師・鈴木という役で実現したと語り、鈴木の気弱さを際立たせるために劇中でかけているメガネを毎日いじり、レンズを曇らせていたエピソードを披露。観客に「ぜひ、注目を」とアピールした。
鈴木の婚約者・百合子に扮する波瑠は、どのように振る舞えば鈴木に寄り添ってきた雰囲気を出すことができるか悩んだが、頼もしい座長のような生田に助けられたと撮影当時を振り返る。その言葉に対して、生田と瀧本は「ほんわかした中に、凛としたものがスクリーンに表れている」と波瑠を絶賛。続けて生田が「ただ先ほど、間違って僕の楽屋に入ってきましたけど」と抜けている一面があることも暴露し、会場を盛り上げる。
これから本編を鑑賞する観客に生田が「本日はありがとうございます。温かく迎え入れてくれる大阪の皆さんが大好きです。いろんな方に薦めてほしいです」と呼びかけると、波瑠も「スリル満点で見どころ満載な面白い映画です」と作品の魅力を笑顔で伝える。最後にマイクを握った瀧本は「生田くんファンは最後にちょっと泣いちゃうと思います」と話し、生田を指さしながら「いい男なんです、コレが! その辺りにぜひ注目していただけたらと思います」と熱弁し、イベントの幕を引いた。
11月7日より東京・新宿ピカデリーほか全国で封切られる「グラスホッパー」は、婚約者の死の真相を探るため裏社会に身を投じる気弱な中学校教師の姿を描いたサスペンス映画。出演者には浅野忠信、山田涼介、麻生久美子、菜々緒、村上淳、吉岡秀隆らが並ぶ。
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