アラン・リックマン、男性社会で戦う女性描いた「ヴェルサイユの宮廷庭師」を語る

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17世紀のフランスを舞台にした「ヴェルサイユの宮廷庭師」。本作で17年ぶりにメガホンを取ったアラン・リックマンのインタビューが到着した。

「ヴェルサイユの宮廷庭師」を撮影中のアラン・リックマン。(c)BRITISH BROADCASTING CORPORATION, LITTLE CHAOS LIMITED, 2014.

「ヴェルサイユの宮廷庭師」を撮影中のアラン・リックマン。(c)BRITISH BROADCASTING CORPORATION, LITTLE CHAOS LIMITED, 2014.

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「ヴェルサイユの宮廷庭師」を撮影中のアラン・リックマン。(c)BRITISH BROADCASTING CORPORATION, LITTLE CHAOS LIMITED, 2014.

「ヴェルサイユの宮廷庭師」を撮影中のアラン・リックマン。(c)BRITISH BROADCASTING CORPORATION, LITTLE CHAOS LIMITED, 2014.[拡大]

「ヴェルサイユの宮廷庭師」は、王宮の増改築にともなって新たなる庭園建築家に抜擢された女性、サビーヌ・ド・バラの愛と挑戦を描く物語。出演にはケイト・ウィンスレット、マティアス・スーナールツ、スタンリー・トゥッチ、リックマンらが名を連ねる。

「ヴェルサイユの宮廷庭師」 (c)BRITISH BROADCASTING CORPORATION, LITTLE CHAOS LIMITED, 2014.

「ヴェルサイユの宮廷庭師」 (c)BRITISH BROADCASTING CORPORATION, LITTLE CHAOS LIMITED, 2014.[拡大]

リックマンは本作を「私が気に入っているのは、時代物でありながら、男性中心の社会で女性が独立した力となるためには、いかに戦わなければならないかという現代に通じる思いがあったところだ」と語る。そして現代の社会に関しては「前進したのだと思う。『でも、彼女は女性だから』などとは言われなくなったからね」と、劇中でサビーヌが生きた時代と比較しながらコメントした。

「ヴェルサイユの宮廷庭師」 (c)BRITISH BROADCASTING CORPORATION, LITTLE CHAOS LIMITED, 2014.

「ヴェルサイユの宮廷庭師」 (c)BRITISH BROADCASTING CORPORATION, LITTLE CHAOS LIMITED, 2014.[拡大]

主人公サビーヌを演じたウィンスレットは、撮影時に第3子を身ごもっていたという。彼女が馬車を追いかける場面や、水中にいるシーンなどの撮影を、リックマンは「半ば祈るような気持ちで、そして医療部隊に控えてもらい臨んだ」と振り返る。さらに本作の重要なモチーフ“庭園”については「庭園は好きだ。まったく知識はなく、どうしていいかわからないが、その中に身を置くのは好きだし、自然に囲まれるのはよいものだ」と述べ、「随分前にロイヤル・シェイクスピア・カンパニーにいた頃、特に日曜日によくヒドコートという庭園に行ったものだよ。ストラトフォードの近くにある、それは美しい庭園だ」と、お気に入りの場所を教えてくれた。

「ヴェルサイユの宮廷庭師」は10月10日より東京・角川シネマ有楽町ほかにてロードショー。

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