“変態歴46年”井口昇の自主映画「変態団」「自傷戦士ダメージャー」を同時上映

「ヌイグルマーZ」「片腕マシンガール」の井口昇が自主制作した2作品「変態団」「自傷戦士ダメージャー」の同時上映が決定した。

「変態団」は、井口が主催するワークショップ「ワクワク映画塾」の卒業制作として作られた作品。飲尿マニア、骨折愛好者などアブノーマルな性癖を持つ男女13人の感情と衝撃をつづる。出演者は「ワクワク映画塾」の1期生たち。なおこのワークショップでは2016年1月より開催される第2回の参加者を、現在公式サイトにて募集している。

そして「自傷戦士ダメージャー」は、井口がサラリーマンの知人から「制作資金を出すので自分が主演する特撮ヒーロー映画を撮ってほしい」と依頼されて制作した1作。井口の「文豪・谷崎潤一郎が撮ったようなヒーローものにしたい」という発想から、何度傷付けられても愛する少女を守るため立ち上がり、痛みを強さに変えていくヒーローが誕生した。

井口はこの上映決定を受け、「『変態』という言葉が一人歩きしている近年、変態歴46年の私が、真実の変態とは何かを全身全霊を込めて描きました。今回は、自主制作作品のため、メジャーでは難しい過激な表現にもチャレンジしています。変態とはいかにモラルと葛藤の中で生きているのか、というせつなさをこの映画から感じていただければと思います」とコメントを寄せている。

YouTubeでは「変態団」「自傷戦士ダメージャー」の予告編動画も公開中。両作は11月14日より東京・UPLINKにて、12月5日より愛知・シネマスコーレにて2本立てレイトショー上映される。