伊坂幸太郎の同名小説をもとにした本作は、渋谷のスクランブル交差点で起こった事件をきっかけに、3人の男の運命が交錯するさまを映し出したもの。殺された恋人の復讐のため裏組織に潜入する鈴木役を生田が務め、人を絶望させる力を持つ“自殺専門”の殺し屋・鯨役を浅野、孤独な若き殺し屋・蝉役をHey! Say! JUMPの山田が演じる。そのほか
このたびザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンが手がけた「Don’t Wanna Live Like the Dead」は、原作の読者にはおなじみのアーティスト、ジャック・クリスピンの楽曲という設定で書き下ろされたもの。歌詞には原作ファンおなじみのキーワードがふんだんに散りばめられ、「グラスホッパー」の世界観を表現した内容に仕上がっている。なお原作においてジャック・クリスピンは、蝉と彼の親友・岩西が敬愛するロックミュージシャンとして描かれている。
ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンは、今回の楽曲制作依頼について「架空のアーティストとして楽曲を提供するという企画オファーを受けたのは、初めての経験だったよ。依頼が来たときは面白い試みだと思ったし、自分にとってとてもチャレンジングな仕事だと思った」とコメント。また原作者の伊坂は「映画サイドから『ジャック・クリスピンのイメージは?』と聞かれた時、ジョンスペが好きなので名前を挙げたんですが、まさかジョン・スペンサーさん本人が引き受けてくれるとは」と喜びを語っている。
「グラスホッパー」は11月7日より東京・新宿ピカデリーほか全国でロードショー。
ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン コメント
今回の企画オファーや作詞作曲の経緯について
(劇中に登場する)架空のアーティストとして楽曲を提供するという企画オファーを受けたのは、初めての経験だったよ。依頼が来たときは面白い試みだと思ったし、自分にとってとてもチャレンジングな仕事だと思った。台本とジャック・クリスピンの曲が流れるシーンで登場する岩西と蝉の関係性についての資料、2人が登場している2~3分の映像を見て、それらを参考に作詞作曲をしていったんだ。
曲を作るにあたり、ジャック・クリスピンをどういうミュージシャンだと想像したか
ジャック・クリスピンを想像するときに参考にしたのは、自分自身にとってのクラシック・ロック・アーティスト、という解釈だね。たとえば、ローリング・ストーンズのような。でも、それ以上に大切にしたのはそのシーンに出てくる蝉と岩西の関係性だ。蝉と岩西は、上司と部下のような関係性なのか、先輩と後輩なのか、それとも友だちなのか、実はまったく違うのか……そういう2人の葛藤を映像から感じ取ったから、それをそのまま形にしたんだ。
「グラスホッパー」の感想
蝉と鯨の関係、ライフスタイルはとてもファンタジックだった。逆に鈴木は誰もが共感できるキャラクターだね。フィルムノワールの典型的な主人公というか、ごく普通の人生を歩んでいた人間がひょんなことから人生を狂わされてしまうわけだからね。蝉は少し若いキャラクターだけどロックンロールで、ロックな部分は少し分かる気がするよ。一番想像つかなかったのは鯨だ。ブルース・ウィリス的な“超”人間的なものを彼から感じたね。
伊坂幸太郎 コメント
企画の実現にあたって
映画サイドから「ジャック・クリスピンのイメージは?」と聞かれた時、ジョンスペが好きなので名前を挙げたんですが、まさかジョン・スペンサーさん本人が引き受けてくれるとは。あまりの嬉しさに、それを知った時、大声出しちゃいました。
瀧本智行 コメント
企画の実現にあたって
当初は気難しい人ではないかとドキドキしていましたが、ジョン・スペンサーさんは伊坂さんが創作した伝説のミュージシャン、ジャック・クリスピンを演じることを面白がってくれたようです。作品の内容や設定をよく理解し、度重なる細かいリクエストにも丁寧に応じて下さいました。出来上がった楽曲はこちらのイメージ通りのクールな古典的ロックで、細かい拘りが随所に感じられ、尺も映像にピタリと合っていました。実に職人的で完璧な仕事ぶりに驚くと同時に、いたく感激しました。ちなみに曲名の「Don’t Wanna Live Like the Dead」は、 原作中のジャック・クリスピンの言葉から取られたものです。
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- 「グラスホッパー」公式サイト
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沖麻実也🍁 @OkiMamiya
おおおぉ生『ジャック・クリスピン』が聴ける…!!ヽ(*Φ∀Φ)ノ むっちゃ楽しみーーーーーー!! 彼といったら蝉と岩西…fuooo /映画「グラスホッパー」挿入歌はジョンスペ、架空のアーティストのため楽曲書き下ろす http://t.co/TPnBkhk4HG