9月26日に封切られるロシア映画「
旧ソ連で実際に起きた出来事をモチーフにした「草原の実験」は、大草原に建つ小さな家で父親と暮らす少女を主人公に、彼女の淡い恋模様や穏やかな日常生活に突如差す暗い影を描いた物語。昨年開催された第27回東京国際映画祭では、最優秀芸術貢献賞とWOWOW賞を受賞した。
本作は劇中にセリフがなく、時代や場所などの設定さえも明らかにならないまま進行していく。俳優たちへの演出について、コットは「脚本にセリフがない場合、2つのアプローチ方法があります。1つは脚本を書いてその通りに撮ること、もう1つはシーンを思い描いて書くことなのですが、私は2番目の方法を選びました。わずか3ページほどの紙に、シーンごとにそれがどういうものかを書いて、それをベースに撮影しました。俳優たちは、状況だけが書いてあるものを見て演技をしているのです」と語る。
また、主演を務めた
アレクサンドル・コットの映画作品
リンク
- 「草原の実験」公式サイト
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eiji azuma @tanpopomax
「草原の実験」監督が主演女優エレーナ・アンとの出会いを語る - 映画ナタリー http://t.co/NvDQzLd2pZ