本日9月22日、第8回したまちコメディ映画祭in台東のラストを飾るプログラムとして「
参加アーティストたちがピックアップされた1組の人物やグループに敬意を表してライブを行う、恒例のリスペクトライブ。今年は浅草に深い縁があり、本映画祭においてコメディ栄誉賞を受賞した「ビートたけし」をテーマに、浅草ジンタ、ポカスカジャン、海藻姉妹、ホフディラン、サンボマスターがそれぞれのパフォーマンスを展開した。
全アーティストのステージが終了したあと、本映画祭の総合プロデューサーを務めるいとうせいこうの呼び込みでたけしが登場。スタンディングオベーションで迎えられると、「こんなに盛り上がったあとに陰気臭い歌を歌うんですが。昔の浅草を思い出して作った『浅草キッド』を歌います」と挨拶した。かすれ声で熱唱するたけしの姿に、客席から「たけしー!」「お帰りー!」「ありがとうー!」と声援が飛ぶ。
クロージングセレモニーでは、コメディ栄誉賞の副賞として渡された金一封をすかさず懐に入れて笑いを誘うたけし。もう1つの副賞である1俵分のお米券についても「白いごはんを1回食べてみたかった」とジョークを飛ばす。
受賞の感想を聞かれたたけしは、「浅草には大学をクビになってたどり着いた。ある意味死に場所みたいな、浅草の芸人として死んでいけばいいやと思ってた時代もあった。運よくテレビに出たり映画を作ったりできて、いい仕事に就くことができた。でも自分の原点はやっぱり浅草。いろいろな場所で知らないお客さんが『1杯飲め』とお金のない自分に飲ませてくれた、これが僕の原点です。今日来てくれた皆さんにも共通の気持ちです。ありがとうございました」とコメント。最後は出演者全員が「浅草キッド」を合唱し、たけしの「どうもありがとう」という感謝の言葉とともに映画祭の幕が降りた。
北野武の映画作品
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- 第8回したまちコメディ映画祭in台東|2015/9/18-22
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