園子温「ひそひそ星」がトロント映画祭でNETPAC賞獲得、喜びの声届く

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園子温の監督最新作「ひそひそ星」が、カナダの現地時間9月20日に第40回トロント国際映画祭NETPAC賞を獲得した。

第40回トロント国際映画祭に出席した園子温(左)と神楽坂恵(右)。

第40回トロント国際映画祭に出席した園子温(左)と神楽坂恵(右)。

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「ひそひそ星」海外版ポスタービジュアル (c)SION PRODUCTION

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これは、アジア各国の良質な作品や優秀な映画制作者を広く紹介するため、国際団体NETPACによって選定される賞。世界30以上の映画祭に設けられており、近年では呉美保の「きみはいい子」が第37回モスクワ国際映画祭で、矢口史靖の「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」が第18回プチョン国際ファンタスティック映画祭にて同賞を受賞している。

第37回トロント国際映画祭に出品した「希望の国」でもNETPAC賞に輝き、その翌年の第38回で上映された「地獄でなぜ悪い」が観客賞を獲得している園。なじみ深い映画祭での受賞に対して園は、「トロントの観客の皆さんの反応はすごくよくて、作品がきちんと理解されたと思いました。自分の信じた映画が、カナダ最大の映画祭で評価されて素直にうれしいです」と喜びを語る。

現地時間15日夜に行われたワールドプレミアに園とともに出席した主演女優で妻の神楽坂恵は、「観客の皆さんがとてもこの作品をよく理解していただいていることが、上映後の質疑応答でわかり、涙が出ました」とコメント。また2014年に園自らが設立したシオンプロダクションが手がけた本作に裏方としても参加した神楽坂は「女優としてだけではなく、スタッフとしても携わった作品なので、受賞の知らせを聞いてとてもうれしいです」と思いを明かす。

園が監督・脚本・製作を担当した「ひそひそ星」は、2016年に公開。1990年に書いた脚本と絵コンテをもとに全編モノクロームで描くSF映画で、銀河へ荷物を配達する女性型ヒューマノイドを神楽坂が演じる。

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tAk @mifu75

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