原作は、乳がんのため33歳の若さでこの世を去った安武千恵氏が、生前に家族との日々をつづっていたブログをもとにした同名エッセイ。余命いくばくもない母親が、5歳の娘に食の大切さと生きる強さを教える姿が描き出される。「ペコロスの母に会いに行く」の脚本を手がけた
自身の楽曲「ハナミズキ」を安武千恵氏が好んでいたという縁があり、一青は本作のために「満点星」を制作。広末は「初めて聴いた時、とても大きな優しさに包まれた気持ちがしました。聴く度に、心に沁みる体に響く楽曲です」と感想を語った。予告編では同曲に乗せて、「私はツイていた」と前向きに生きる千恵と娘のはなのやり取りや、明るいキャラクターで家族を照らす信吾の姿が切り取られていく。
「はなちゃんのみそ汁」は12月19日より東京・テアトル新宿と福岡で先行公開がスタート。その後、2016年1月9日に全国で封切られる。
広末涼子 コメント
(一青窈さんの楽曲を)初めて聴いた時、とても大きな優しさに包まれた気持ちがしました。聴く度に、心に沁みる体に響く楽曲です。(実際に、本編で「満点星」を歌って演じるシーンがあったのですが)役を通じてこの曲を歌わせていただいた時には、涙が止まらなくなってしまい……困りました。この映画を物語る素晴らしい楽曲を作ってくださった一青さんに、深く心から感謝しています。
一青窈 コメント
春の季語、満点星躑躅(ドウダンツツジ)からタイトル、【満点星】を頂きました。中国語読みでドウダンですが一般的には分かりにくいと思ったので“まんてんぼし”としました。花言葉は……「素直な告白」です。母としてまっすぐにはなちゃんに愛を注いだ千恵さんとそれを一心にサポートする安武さんとその愛に応えるはなちゃんと気持ちをいつもいつも素直に伝える家族のあり方が素敵だなぁと思って、これに決めました。花期には樹全体が真っ白になることから【満点星】の字が当てられたそうです。属名のEnkianthusはギリシャ語のenkyos(妊娠する)+ anthos(花)からきています。膨らんだ花の形が、はなちゃんがいつかママと同じように美しい子供を宿すように純白のドレスの裾をイメージしてはなちゃんの未来のウエディングドレス姿と重ねて書きました。この樹は秋の紅葉も鮮やかで菱形の葉っぱです。ぽこっとつぼみから花が咲き出すのも可愛らしいはなちゃんの笑顔に重なりました。
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- 「はなちゃんのみそ汁」公式サイト
- 「はなちゃんのみそ汁」予告編
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楽坊主 @rakubouzu
人格と作品は無関係とはいえ、なかなかのコンボかましてくる。/広末涼子主演作に一青窈が主題歌書き下ろし、ぬくもり伝わる予告編完成 - 映画ナタリー http://t.co/2LnuQauHb6