6月某日、千葉・茨城県内に「
「私たちのハァハァ」は、「自分の事ばかりで情けなくなるよ」の
松居が「1つ1つの衝動を切り取って、この4人のための映画にしようと思った」と語るこの映画の主演を務めるのは、Vineの面白動画で知られる
彼女たちのキャスティング経緯について松居は「まず1人頼れる子をと思って、三浦透子は最初に決まりました。あの世代だと天才的な女優だと思ってるし、彼女がいればあと3人は誰が来ても大丈夫だと思って」と話す。一方の三浦は演技経験者が自分1人だけだったことにプレッシャーを感じたらしく、「最初に本読みしたときは、セリフを読むと私だけナチュラルじゃなくて浮く感じがして、焦りました。でも現場が本当に楽しくて、そのまま楽しめばいいんだって思えるようになった」と明かした。
続いて出演が決まったのは、松居曰く“芸能界に興味がないところが面白い”大関。オファーに対する彼女の返事は「演技の仕事にはまったく興味ないんですけど、思い出ができそうなのでやります」だったという。ほかの3人からは“カリスマ女子高生”として認知されていたにもかかわらず、「全員まったく知らなくて、会ってから調べた」とあっさり話す大関だが、三浦の芝居については「演技に入り込んでいて、感動しました。これが女優さんかって」と圧倒された様子。
井上の出演が決まったのはなんと撮影開始10日前。ある事情で急遽キャストを探していた松居が、井上に直接会ったときにその笑顔を見てオファーを決めたという。現場でもとにかく笑顔が絶えない井上に、撮影で辛かったことを聞くと「蚊に刺されすぎたことと、日焼けで黒くなりすぎたことだけ! あとは人生で一番幸せな夏休みでした!」と明るく返答。井上のために本編の脚本に付け足された、彼女がクリープハイプの曲を弾き語りカバーするシーンについて、松居は「いい画だなと思って撮っていたら鼻をすする音が聞こえて、振り返ったら照明部が全員泣いてました」と述懐する。
そして唯一オーディションで決まったのが真山。松居曰く彼女の起用理由は「クラスにいるような子がほしくてオーディションしたのに、集まったのは女優志望やモデルの子ばかりだった。そんな中、和歌山から来たすごく声の小さい子がいて、この子がいいなと思った」とのこと。この日の撮影中も「傘がたためない」と言ってスタッフにお願いするなどマイペースな真山に、本作で苦労したことを聞くと「喧嘩するシーンは、どうして言い合わなくちゃいけないの?って思った。でも実は、私走るのがすっごく苦手なので、ダッシュする撮影のほうが辛かったかな(笑)。あとこれから学校の門を乗り越えるシーンがあるみたいなので今から不安で。低い門だといいなあ……」と答える。そしてその夜某高校で行われた撮影にて、真山が無事に校門を乗り越えるとスタッフ・キャスト全員から拍手が送られた。
「私たちのハァハァ」は9月12日より全国ロードショー。なお本作のサイドストーリー映像は、「わすれもの」のMV、スペースシャワーTVのID映像、スカパー!映画部ID映像にて鑑賞することができる。
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- 映画「私たちのハァハァ」オフィシャルサイト
- クリープハイプ「わすれもの」MV
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