「蜃気楼の舟」全国公開目指すクラウドファンディング、リターンは1000個以上

ダンサーの田中泯が出演する「蜃気楼の舟」の全国公開を目指すクラウドファンディングが、本日9月7日よりスタートした。

「蜃気楼の舟」は、「今、僕は」で監督・脚本・主演を、「NINIFUNI」で共同脚本を務めた竹馬靖具がメガホンを取った作品。7月にチェコで開催されたカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭に正式出品された。「朱花の月」の小水たいがが主演を務め、田中のほか足立智充、竹厚綾、川瀬陽太らが脇を固める。さらに新国立劇場バレエ団プリンシパルの小野絢子も出演を果たした。

本作の主人公は、ホームレスの老人たちから生活保護費を奪い取る“囲い屋”として働く男。ある日その男が、かつて自分を捨てた父親をホームレスの中に見つけたことをきっかけに、現実と幻想の狭間を揺れ動くようになる姿を描く。

クラウドファンディングでは、本作の特別鑑賞券はもちろん、田中のサイン入り著書や小野のサイン入りトゥシューズ、小水の父である映画監督・小水一男に若松プロダクションでの話を聞くことができる飲み会への参加券など、1000個以上のリターンが用意されている。中には大草原での鹿の解体ワークショップに参加できるものや、竹馬にドキュメンタリー映画を撮ってもらえるというメニューも。全リターンはクラウドファンディングサイト・Motion Gallery内のページを参照してほしい。