韓英恵とサヘル・ローズ出演、国や性別を超えた恋愛ドラマが釜山国際映画祭へ出品

韓英恵とサヘル・ローズの共演作「西北西」が、第20回釜山国際映画祭にて新人監督に限定したコンペティション、ニューカレンツ部門に出品される。

本作は、第33回PFF（ぴあフィルムフェスティバル）アワードにて審査員特別賞を獲得した監督・中村拓朗の長編2作目。レズビアンの主人公ケイと、イスラム教徒のイラン人留学生ナイマの交流を通して、“人が人を想うこと”という国境を超えた普遍的な愛や感情を浮かび上がらせる。

主人公のケイを演じた韓は、10歳のときに鈴木清順監督作「ピストルオペラ」でスクリーンデビューを飾り、その後「誰も知らない」「疾走」「マイ・バック・ページ」など多くの作品に出演。ナイマ役のローズはバラエティ番組で活躍する一方、森崎東監督作「ペコロスの母に会いに行く」や、9月4日公開の園子温監督作「映画 みんな！エスパーだよ！」といった映画作品にも出演している。

第20回釜山国際映画祭は10月1日から10日にかけて開催。なお本作の日本公開は現在のところ未定だ。