9月12日に封切られる「
「天空の蜂」は東野圭吾の同名小説を原作にしたアクションサスペンス。最新鋭の自衛隊用ヘリコプター“ビッグB”を使った原子力発電所へのテロ事件と、その危機に立ち向かう人々の攻防を描く。テロを阻止するため奮闘する“ビッグB”の設計士・湯原を江口、原子力発電所の設計士・三島を本木が演じる。
レッドカーペットの敷かれた会場にヘリコプターに乗って登場した江口と本木。その姿に約100人の観客からは大きな歓声が上がる。堤の待つ格納庫へと移動する間も歓声はとどまることなく、熱気が冷めやらぬまま記者会見が始まった。劇中でヘリコプターに搭乗し、400mの上空で激しいアクションを披露している江口は、「今日はドアがあったんです、ヘリに。本来ヘリにはドアがあるもんなんですね」と撮影時との違いを冗談交じりに明かす。一方本木は、「実は、神戸にヘリで降り立ったのは31年ぶりになりまして。誰もご存じないかと思いますが、実は私は3人のグループをしていた頃にですね……」とかつて所属していたアイドルグループの話を持ち出し、会場の笑いを誘った。
“映像化不可能”と評される小説の実写化に挑んだ堤は、「本当にゼロから学んで、膨大な資料と向き合い、そして長い時間をかけてロケ場所を探し、またロケ場所を探しながら台本に反映し、ということを延々としました」とコメント。続けて「撮り終わってからもCGの作業があり、中空に浮いている金属の質感を出すのがこんなに大変だとは……リアリティを出すのに非常に苦労しました」と述懐した。
作品の見どころを聞かれた本木は「小さいお子さんたちにはある意味“怪獣映画”として観てもらってもいいのかと」と持論を展開。「かつて『ゴジラ』という映画がありましたが、あれは人間の欲望が生み出した産物。それがゴジラという怪物、そういうオチがありますよね。それと同じように、本作の巨大ヘリも、そして原発も、ある意味人間が生み出した怪物なのではないかと」歴史的特撮映画と本作のつながりを力説する。
本作で初共演を果たした江口の印象を本木は「同じ80年代に青春を過ごし、90年代を中心に活動してきたという親近感。そして共に結婚して家族を持っているという状況もあり、非常に役に近いというものもあります。我ながらいい組み合わせだったんじゃないかと思っております」と語る。その言葉を受けた江口は「この組み合わせ以上のものはないでしょう、というくらいです!」と力強く回答。「僕はどちらかというと体を張ってこの大事件と向き合うんですが、ここを本木さんが本当に見事にセリフでバッと言ってくれるので、本当にやりやすく、立ち向かえましたね」と本木の演技に賞賛を贈った。
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リンク
- 「天空の蜂」公式サイト
- 「天空の蜂」予告編
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