現在公開中の「
戸塚が演じる藤井大尉は、第二次世界大戦の終戦日である8月15日に起きたクーデター、通称「宮城事件」に関わった人物の1人。松坂桃李演じる畑中健二少佐とともに、天皇陛下の玉音放送を阻止して戦争を継続させるべく暗躍する。
今回の作品で坊主頭を披露している戸塚は、自身の登場シーンについて「カメラリハーサルのときに監督が『帽子を取ってくれ、せっかく坊主頭にしたんだからファンの方に見てもらわないと』って言ってくれて。監督、優しいなあと思いました」と語る。監督の指示で髪を刈ったという戸塚は「以前にも坊主にしたことがあったので、あまり抵抗なく……(笑)」とかつて個人的な理由で坊主頭にしたことを振り返り、ファンを笑わせた。
また、戸塚から監督に対しては「僕たちは戦争や終戦に対する意識が身近ではないんですが、監督にとって戦争とはどういうものですか?」という質問が投げかけられる。これに対して原田は「この映画に描かれている天皇の聖断がなければ、今ここにいるほとんどの人がいない。僕の父親も当時19歳で、あのまま戦争が続いていたら確実に死んでましたから。戦争を終わらせたのは原爆投下ではなく天皇の聖断とそれを守りぬいた人たちだということ、戦争を始めるのは簡単だけど終わらせるのはとても大変なのだから、戦争を始めるような内閣を作らないようにということをみんなに知ってもらいたいです」と、自身の思いを語った。
トークの後半では撮影現場での戸塚と原田のエピソードも明かされた。戸塚は自身のクランクアップとなった映画終盤のシーンについて「台本には『藤井は表情で見せる』という指示があったんですけど。そのシーンが終わって、監督の横を通ったときに『藤井、今のよかったよ』って言ってもらえたのがうれしかったですね」と明かすが、監督は「ごめん、全然覚えてない(笑)」と返す。しかし「でもいい演技していたよ。現場でセリフを与えてすぐ動いてもらう、そういうときにもちゃんと機能して芝居してた」と戸塚の対応力を褒めた。
最後に戸塚は藤井の心情について「実際に経験していないからなんとも言い難いけれど、天皇が存在し続ける保証がないのに戦争を止められるだろうか。自分がその立場だったら戦ってしまうかもしれない」と自身の考えを明かす。しかし「でも命の大切さというのは絶対にあるし、戦争は絶対によくないと考えています」と、戸塚本人の平和への思いを改めてアピールしていた。
関連記事
戸塚祥太の映画作品
リンク
- 「日本のいちばん長い日」公式サイト
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
シナモン夏代🌻君が光だ🎸⭐️LOVE💗EVOL🍓🥦🌈🐬 @47Kmr
A.B.C-Z戸塚祥太、クーデター軍人役を振り返り「坊主頭には抵抗ない」 - 映画ナタリー http://t.co/cXukLMCvWn
あの美しい戸塚祥太さんの画像はどこですか?(>_<)