8月20日、「
「サブイボマスク」は、寂れてしまった地元のシャッター商店街を再生させるため、自作の応援歌と持ち前の熱意で奮闘する青年の姿を追った“ハートフル自虐コメディ”。大分県の全面バックアップのもと製作され、元FUNKY MONKEY BABYSのリーダーで、現在はソロ活動を行う加藤が映画初主演を務める。
会見で中津市と杵築市をロケ地に選んだ理由を問われた門馬は、「この映画のテーマは“人おこし”。地域を元気にするには、名物や観光資源はもちろん、まずは地域の人が立たなければいけないと思うんです」と力説。続けて「その意味で今回、企画を知り真っ先に立候補してくださった大分の皆さんの熱さは本作で伝えたいテーマとぴったり一致していました。ロケハンを通じても熱意と温かさを感じ、これなら一丸となって映画が作れるかなと」と振り返る。
幼少期に劇団ひまわりのオーディションを受けるなど、音楽活動を始める前から演技への関心を持っていたという加藤は、「今まではずっと歌を歌ってきて、いくつもの夢を追いかけてきました。そして今、大分という場所で、“演じる”という幼い頃からの夢がかなおうとしています」と緊張した面持ちで思いを明かす。また直近のソロツアーで大分を訪れたとき、興奮のあまりライブ中のMCで「また近いうちに、この場所に戻ってくる気がします」とフライング発言をし、スタッフに叱責されたという裏話を披露。会場が温かな笑いで包まれた。
同作への意気込みを聞かれた加藤は、「僕は演技に関しては素人。20年以上歌は歌ってきましたが、それは自分の素直な思いを伝えるスタイルで、違う誰かになりきる作業はほとんど初めてです」と述懐。「今は春雄というキャラクターに少しでも近付くため、門馬監督といろいろ相談しながら台本を繰り返し読んでいます」と現状を語る。
自身が演じる春雄を「周りから後ろ指をさされるくらい不器用で、真っ直ぐ生きる青年」と捉えたという加藤。「まさに僕が尊敬し、自分もなりたいと憧れるような青年です。暑苦しいかもしれないけれど、世の中を動かす人はそういうパワーを持った人だと僕は思う」と評し、思い入れの強さをのぞかせた。
「サブイボマスク」は、2016年初夏の公開を予定している。
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