ピース又吉主演の短編映画がクランクアップ、カンヌなど国際映画祭出品へ

第153回芥川龍之介賞を獲得した芸人のピース・又吉直樹が、短編映画「海酒」で主演を務める。このたび愛媛・松山市にて同作の撮影がクランクアップを迎えた。

「海酒」は、海酒（うみしゅ）という名の夢のような酒をテーマにした心温まる物語。愛媛県出身のショートショート作家・田丸雅智による同名の短編小説が原作となっており、田丸が作家同士として親交を持つ又吉に出演をオファーしたことから作品が生まれた。

撮影は東京、千葉で行われた後、主人公が育った故郷の海のシーンで終了。又吉は「原作も好きなので、この作品に関わることができてうれしいです。完成がとても楽しみです」とコメントしている。監督の吉岡建は「原作にある余白の“豊かさ”を、丁寧に役柄を演じていただいた役者の皆さま、素晴らしいクルーとスタッフとともに最後まで創り上げていきたいと思います」と感想を述べた。

なお同作はヴェネツィア国際映画祭、ベルリン国際映画祭、カンヌ国際映画祭など国内外多数の映画祭への出品が決定している。