「ライチ☆光クラブ」は、黒い煙と油にまみれた町“螢光町”と廃工場の秘密基地“光クラブ”を舞台に、大人になることを拒んだ9人の少年の愛憎を描く物語。2012年、2013年と立て続けに舞台化され、今年12月には新公演も決定している。
メガホンを取ったのは、「先生を流産させる会」で賛否両論を呼び、オムニバスドラマ「リアル鬼ごっこ ライジング」にも参加した
特報映像は「僕たちは否定する。あの醜い生き物たちを否定する」と宣言するナレーションや廃工場を歩く少年たち、「14歳」「美しい少年」「罪と罰」といったキーワードがちりばめられ、原作の独創的でダークな世界観を反映したものになっている。
「ライチ☆光クラブ」は今冬、東京・新宿バルト9ほかで全国ロードショー。
野村周平 コメント
現場では、若手キャストやスタッフの全員の仲がよかったので、それがいい形で映画に現れていると思います。原作もそうですが、今こういった形で描かれることのない思春期の様子を描いて、とても刺激的な作品です。普段の生活をしていたら絶対に交わることがない世界が描かれているので、今まで体験したことがない経験が必ずできると思います。
古川雄輝 コメント
舞台版を拝見した事があり、とても好きな作品なので出演する事ができ嬉しく思っています。同世代の役者さんが多く、皆さんとのお芝居は刺激的で面白かったです。原作ファンの方々、そして初めてご覧になる方々にも映画化した「ライチ☆光クラブ」の独特な世界観を楽しんで頂きたいです。
間宮祥太朗 コメント
閉鎖的な街の中で、鋭角で狭い視野の中で、やみくもに自身にとっての光を探した少年達の狂気じみた思春期を是非観てください。この作品に関われた事を深く感謝しています。
内藤瑛亮監督 コメント
漫画や舞台で語られてきた「ライチ☆光クラブ」という物語を、映画という新たなステージで語る役目を頂いたことを大変嬉しく思っています。原作の古屋さんからは、クリエイターの視点からのご意見をいただき、心地よい緊張感をもって撮影に取り組むことができました。
映画化にあたって、この作品がもつフィクション性の高い世界観を成立させることが一番の難問でしたが、スタッフの皆さんからの知恵を借り「螢光町」という世界を構築できたと思っています。同士愛のシーンでは、昔読んだ「風と木の詩」を思い出しながら、歪んだ内面を抱えた者同士の哀しい繋がりであることを意識しました。キャスティングでは今回、キャラクターがもつ感情の核を体現してくれる俳優の方々に集まっていただき、彼らが演じる狂気に溺れ破滅していく少年たちを一人一人抱きしめるようにスクリーンに映すことに務めました。
古屋兎丸 コメント
映画企画が走り出してから数年、紆余曲折がありましたが、キャスト、スタッフ共に一流の方が集結してくれたことを嬉しく思います。内藤監督はその物腰の柔らかさからは想像のできないほどのマグマを内に秘めた監督さんで、その感性が本作で爆発しています。何度も脚本を書き直し、「ライチ☆光クラブ」と「ぼくらのひかりクラブ」を合わせた本を作ってくださったので、原作ファンの方々を裏切らない内容になっていると思います。この映画で光クラブのメンバーを演じられた役者さんたちは、皆さんそれぞれ個性を生かし、役に没入してくれました。富士の真冬の廃工場で連日連夜、熱い演技をしてくれた彼らの鬼気迫る姿はまさに光クラブでした。今まで見たことのない彼らの意外な面が見られると思います。
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- 映画「ライチ☆光クラブ」特報
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「ライチ☆光クラブ」野村周平、古川雄輝、間宮祥太朗らが妖しく演じる少年愛憎劇 - 映画ナタリー http://t.co/1KnGo1dWRL