清野菜名が明かす「東京無国籍少女」撮影現場での“不思議な体験”

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押井守の実写最新作「東京無国籍少女」で映画初主演を務めた清野菜名が、映画ナタリーからの質問に答えた。

清野菜名

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清野菜名

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「東京無国籍少女」は、押井が「直接的な暴力や性的な描写を解禁した」と語るサスペンススリラー。女子美術高等専門学校を舞台に、周囲に心を閉ざした生徒の藍が、不可解な出来事を経て覚醒していくさまを追う。

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薄く、プロットのような台本を渡されたという清野は「藍の雰囲気が、かなり閉じこもっているということくらいはわかりましたが、それでどう演じていいのかはわかりませんでした」と撮影前の状況を説明。そのため役のイメージを固めず撮影に挑み、「単純に台本を読んで状況だけ理解して現場に行って、毎回監督に細かい感情の変化など、納得するまで教えてもらいながら現場で藍という人物を作り上げていった感覚でした」と現場での共同作業の模様を語った。

「東京無国籍少女」 (c)2015東映ビデオ

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同作で大量の血糊を浴びる激しいアクションを披露している清野。押井から「ときおり放つ冴えた殺気が魅力的」と絶賛を受けたことに対して「一番最後のナイフで戦うシーンは失敗してしまうところが多くて。やっとOKが出たのですが、自分で納得ができずもう一回やらせてもらったんです。そのカットが一番“殺気”というものが出ていると思います」とコメント。該当のシーンでは「本当に憑依してしまって、自分でも不思議な体験をしたような気分になりました。撮影が終わったあと困惑して、ぞわっとした感じがしたのも初めてでした」と撮影現場で覚えた感覚を振り返る。

「東京無国籍少女」撮影風景 (c)2015東映ビデオ

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初主演ということをあまり意識せず、自然な状態で演じたかったという清野。現場での押井の様子を「いつもニコニコしている印象です。だから現場に入って監督を見ていると、気持ちが楽しくなります」と伝える。「監督は銃や工具などがとてもお好きで、そういったモノが登場するシーンでは、監督自らが教えてくれることが多くて楽しかったです。監督を見ているだけで、こちらも笑顔になりました」とリラックスしたムードの中で撮影が行われたことを明かしてくれた。

「東京無国籍少女」は、7月25日より東京・新宿バルト9ほかにて全国ロードショー。

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tAk @mifu75

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