「ちはやふる」は小倉百人一首を用いた競技かるたを題材に、その頂点を目指して奮闘する高校生たちを描く青春ストーリー。主人公の綾瀬千早役は、今作が映画初主演となる
広瀬をはじめ、真島太一役の野村周平、綿谷新役の
情熱的でパワフルな千早という役について広瀬は「ここまで明るいダイナミックな女の子は初めてだったので、振り切ろうと思いました。(私は)すぐ恥ずかしくなっちゃうんですけど、振り切ることが千早ちゃんに近づくことになるのでは」と、役作りについて明かす。さらに「私、現場でこんなにしゃべるの初めてなんです!」と前のめりに話し、キャスト同士の仲のよさをアピール。「変な人がいっぱいいるから。プライベートが明るくなった(笑)」とまで続け、記者陣の笑いを誘った。
福井県出身で名人を目指す綿谷新を演じる真剣佑は、実際に福井のかるた会に2週間、出稽古に赴いたという。また福井弁をマスターするために現地でアルバイトも経験。「地元の方との会話が大事だったんですが、スタッフさんがいると標準語になってしまうので、できるだけ1人でいるようにしました」と方言にもこだわりを見せていた。
そして今作の一番の見どころは、ダイナミックな競技かるたシーン。「最初は足の甲の皮が剥けて、膝も真っ黒になった。感覚がなくなるんじゃないかってくらい痛かったりした」と広瀬は語る。小泉監督も「い草で作られた畳と、ポリエステルで作られた畳の違いがわかるほどになっていた」とキャスト陣の練習の激しさを明かせば、野村は「この畳は(札が)飛ばねえなっていうのがわかる」と付け加える。
かるたシーンはハイスピードカメラを用いて撮影。野村は「自分が札を触ってなかったりするとバレる」と撮影の難しさと大変さを語る。また広瀬は「1回の試合だけでも、4日間朝から晩までかけて泊まりがけで撮って。控室でもみんなぐったりしてました」と苦労を述べるも、「スタッフも監督もがむしゃらになって撮影したので、かるたシーンを一番観てもらいたい。私たちも観るのが楽しみ」と続ける。さらに小泉監督は「かるたシーンは、もはやアクションシーン」とまで断言してみせた。
「ちはやふる・上の句」は2016年3月に、「ちはやふる・下の句」は2016年4月に公開予定。
関連記事
広瀬すずの映画作品
関連商品
リンク
- 「ちはやふる」公式サイト
- 「ちはやふる」末次由紀|BE・LOVE|講談社コミックプラス
- ちはやふる公式 @chihaya_koshiki | Twitter
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
椿原 敦一郎 @teamokuyama
広瀬すず「ちはやふる」でロングヘアー&袴姿を披露、「お姉ちゃんに似てる」 - 映画ナタリー http://t.co/HubIXUbVk4