7月17日、東京・K’s cinemaにて「
「ローリング」は真面目な青年である貫一が、かつて盗撮事件を起こして失踪した母校の教師・権藤との再会をきっかけに騒動に巻き込まれていく人間ドラマ。川瀬は本作で、かつての教え子から紛糾され面目を失った上、恋人のキャバクラ嬢を貫一に奪われてしまう権藤を演じている。
染谷と付き合いの深い川瀬はこれまでの交際を振り返り、1月に公開された「さよなら歌舞伎町」で共演したときの思い出を「そもそも脚本の荒井(晴彦)さんに『染谷、出てくれないかな? お前仲いいんだろ?』って言われて。役者にそんなこと言うなんて、ある!?」と暴露。染谷も笑いながら「そうですね。『さよなら歌舞伎町』のオファーは川瀬さんからきました」と重ねる。さらに川瀬が染谷の兄や父親との飲み会に参加したことまでもが明らかに。その経緯について「まずは『兄貴と飲んでるんですけど』ってところに呼ばれて、そしたらあとになって『いやー、親父が来るらしいんですよね』って! 俺、お前の親族になったつもりないんだけど!?」と首をかしげる川瀬に、染谷は「なんか安心するんですよ」と返し、観客の笑いを誘う。
一方染谷の初主演映画「パンドラの匣」で監督を務めた冨永は、当時高校生だった染谷が撮影後、授業に出席するため走って帰ったことや、彼の16歳とは思えない落ち着きぶりや座長意識に感心したという思い出を語る。実は今作の権藤と「パンドラの匣」で染谷が演じたひばりには、ナレーションで自分のことを「余計者」と表現する共通点があるという。冨永が「役も状況も違うのに、『余計者』っていう言葉だけでいつのまにか2人がつながっていたのが興味深くて。思いのほか2人とも“余計者意識”の強い役が似合ってたので」と話すと、染谷も「自分も川瀬さんも、『俺らなんかは……』ってタイプの人間だと思います」と頷く。川瀬は「おかしいんだよ、ビッグバジェットの映画やってるのに『自分はいいっす』なんて!」とツッコみ、「染谷くんはいつも『まあいいっすよ』みたいな感じで、ともするとおじいさんに見えるときもあるっていうか(笑)。若いのに老成してんなと思うこともありました」と冗談を飛ばした。
「染谷くんは10年たっても20年たっても権藤先生みたいな役はやらなさそう」と言う冨永だが、「ひばりと権藤先生は、“余計者”って言葉で図らずもつながった別バリエーションみたいな存在なんです。だからいつか染谷くんがこういう役をやるとしたら俺の作品で出てもらうしかないなって」と、染谷との再タッグに期待をかけた。
イベントも終わりに差しかかると、
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「染谷将太」- 2015年7月18日 19:01 - http://t.co/MtEdyFZcEC http://t.co/25kFhPt27p